2016年10月31日月曜日

熊本勉強会①災害時における議会の役割と自助・共助〜大西一史 熊本市長のお話

<江東区議のブログより>


熊本勉強会・被災地視察
〜災害時における議会の役割と、自助・共助・公助を学ぶ〜

昨日から、ローカルマニフェスト推進地方議員連盟の熊本勉強会に参加しています。
       





熊本地震で甚大な被害を受けた被災地の現場を訪ね、「熊本の現状」を知り「熊本にできること」をみんなで考え、議論する場。
大西一史熊本市長の「熊本地震から、自助・共助・公助のありかたを考える」講演からは、改めて熊本地震の被災について知ると共に、教訓として、全国の自治体・議会がどうやって災害に対応し、防災・減災に取り組むのか改めて考えさせられます。

全国の地方議員も大勢集まっており、熊本応援という意味でもできることをしていきたいと思います。
勉強会の内容について、特に大西市長のお話は大変貴重でしたので、メモをもとに紹介します。

☆北川先生のお話

             
 
まずは、早稲田大学マニフェスト研究所顧問の北川正恭教授からの挨拶。
災害時における自治のありかたと議員の役割についてのお話でした。
法律や条例に基づき執行するのが執行部や首長で真の改革はできない。
議会こそが改革をすべきだ。昨今の問題で今以上に議会が活動しないと不要と言われる。
今こそ、議員がしっかりと活動し、改革に取り組んでいくべきだ。

☆熊本市 大西市長のお話


防災減災の取組を日頃からしていても、それどころではないことがたくさん起きる。
水やお湯がなく、3週間くらいお風呂に入れなかった。

市民の生命、財産を守ることをマニフェストに掲げており、全力で取り組んでいたが、尊い人命や財産が失われた。
私が経験したことを全国の自治体議員の方にぜひ持ち帰って欲しい。

■地震の概要

             
 
震度7の地震が立て続けに2回発生(観測市場初)
一連の地震で震度6弱の地震が7回発生
余震の発生回数 累計は4000回を超えた。

執務室は旧貴賓室で、天井にシャンデリアがついていた。
常に激しい揺れで落ちて破片が刺さったら死ぬと思ったので、激しい揺れの中職員と一緒に早めに外した。
災害対策にあたる部屋が、危機管理に適しているか、他の自治体も考える必要がある。

■被災状況

             
 
宇土櫓続櫓崩壊、飯田丸五階櫓の崩壊。
石垣が崩壊し、観光客が下敷きになったら、、、救出難しい。
熊本城はバリアだらけ。
文化財の震災対策について、事前に考えておくことが課題である。

■被災状況

             
 
●住宅
全壊 5508
大規模半壊 8474
半壊 31225
一部損壊 61215
四段階のレベルが違う。判定には時間を要する。
全国の自治体から派遣されたが、まだ調査は続いている。

■被害額
1兆6362億9千万円
ほぼ住宅被害

■避難者・避難所数の推移

             
 
最大避難所数 267箇所
最大避難者数 110,750人
全避難所閉鎖 9月25日

ありとあらゆる公園や広場に市民が避難。
屋内にいると怖い。
怖いから外に逃げ、車に避難。どの地域でも車中泊になるのではないか。

学校が再開されると、復興に向かうための大きな節目。発災から1週間。
学校が再開すると、子供たちはダメージを受けているが、お友達と遊びたいという気持ちで元気になる。
子供たちの元気な声が聞こえると、大人も元気になる。
被災者も、子供達がいるから場所をあけよう、協力し合うようになる。
追い出すようなことはしていないが、市民が協力してくれた。

■進みゆく、復興
・ロアッソ熊本ホームゲーム開催  7月3日

             
 
震災から気分転換して頑張るぞ、と元気を出す効果になる。

・火の国まつり 8月6日
実行委員会から声が上がってやることになった。色々何事だとの声もあったが、
復興に向けて元気になるためには大事、やろうということになった。
規模縮小したら、と大西市長は言ったが、おてもやん総踊りには13万人参加。
益城町からも参加者し、たくさんの方が集まった。
色々あったがやって良かった。

震災後に祭りをやることで、人々は元気になる。

■熊本市震災復興計画

             
 
大西市長が昨年度マニフェストに基づいた第7次総合計画を生かして震災復興計画を策定し、議決。
5つのプロジェクトがある。

1 ひとりひとりの暮らしを支えるプロジェクト
2 熊本市民病院再生プロジェクト
→移転して再生。

             
 
3 熊本城の復旧
→石垣を作るだけで相当かかる。20年くらい。天守閣は三年で直したい。

4 新たな熊本の経済成長を牽引するプロジェクト
→熊本城ホール


5 震災の記憶を次世代につなぐ
→JR九州が駅ビル、マンションをつくる。
再開発があることで、街の再興引っ張っていく。


日仏自治体交流会議。
イベントの予定があると、それを目標に頑張る。
元に戻す、もとよりいい状態にしていく、ということで団結する。


今回の熊本地震に関する課題も大西市長からお話がありました。
■災害に対する危機意識の低さ
水の備蓄 34.2パーセントが日頃からしていた。63.3パーセントがしていなかった。


自助 行政の支援が届くまで最低3日分の食糧の備蓄。
全国の自治体の首長にメールや電話をしまくった。
支援物資の準備するために自治体もある程度時間かかる

■迅速な情報の発信


61.5%がTV、携帯やインターネット48.6 ラジオ 17.5%
圧倒的にインターネット。避難所では携帯キャリアが充電機を配備。
充電できる状況やwifiが必要。

新聞各社に避難所に新聞を配布するように市長から依頼。紙メディアは大事で、新聞紙も活用できる。

市長自ら、SNSの情報発信を続け、支援物資の呼びかけや避難情報の提供などを行った。
トップの情報発信は役に立つ。

■防災時の地域のつながり

             
 
自主防災クラブを知らない市民が76.4%。課題である。

■指定避難所の認知度の低さ

             
 
知っていた 60%、知らなかった37.2%
知らなかった 18-34歳は54.8%

若い世代の避難所の認知度向上のため、ホームページや携帯メールによる情報提供を積極的に進め、これらの世代を取り込む仕組みが必要。

11万人が避難。

■指定避難所以外に避難した方への対応

             
 
指定避難所34.1%
指定以外 36.6%
車中泊

■市民による避難所運営

             
 
全く関わらなかった市民が半数。
共助になると、受け身になる市民が多い。
避難所運営マニュアルが課題。

■災害に対する危機管理意識の変化


■全国からの支援の輪が広がる。

             
 
全国からトラックが押し寄せる。夜中に運転手さんが多数。
全国からの支援体制のあり方

■地域や校区で支え合い、助け合い

             
 
地域にいる地震体験、教訓の継承
避難所運営ゲーム 体験イベントを開催

■九州市長会 防災部会の設置

             
 
福岡市の高島市長が中心になる。

■熊本地震を振り返って

                     
 
プッシュ型支援、自己解決型支援が重要。
地震振り返ると、多くの人命や財産が失われ、責任を感じている。
一方で、人々が優しくなり、みんなで挨拶をしあうようになるようになった。

             
 
「これまで以上に元気を出して生きることが、心の傷跡を癒し、熊本を発展させる。復旧を遂げた熊本の街の姿を、魂となった方々に、皆様と共に報告したい。」
(慰霊祭での市民の言葉)

熊本市の大西市長からは、 復興に向けて大変ご苦労をされている中で、熊本地震の発災からの被災状況、復興に取り組む姿や思いなど大変貴重なお話をいただきました。
全国の自治体の防災対策にもつながるお話でしたので、江東区政に生かしたいと思います。

             
 
勉強会の続きは、次のブログにて。

2016年10月30日日曜日

議員提案条例について学ぶ〜東京若手市議会議員勉強会〜

<江東区議のブログより>


本日は午後から、若手市議会議員の勉強会に参加しました。


横浜市の議員提案条例のお話と、条例づくりのワークショップの二本立て。
 横浜市のお話は、関東若手市議会議員の会長で、マニフェスト大賞実行委員でもある、あきる野市の子籠議員と、


西崎つばさ議員
 

と、私という



マニフェスト大賞実行委員メンバー3人組で報告。

  後半のワークショップは、児童虐待防止に関する条例づくりをグループワークで。
公務員塾の喜治賢治塾長からレクチャー頂き、児童虐待防止条例の条文を各グループでまとめるというもの。

みんなで知恵を出して短時間で凝縮して作業しました。
公務員の方も同じように、条例策定のワークショップをやるそうですが、議員の方が、理念がしっかりしていて、柔軟性があるとの講評を頂きました。

  議会改革は、若い世代が起爆剤となって、超党派取り組まなくては、という思いでみんなで学んだ時間でした。

2016年10月29日土曜日

「議会基本条例を考える会」メールマガジン

「議会基本条例を考える会」では毎月、メールマガジンを発行しています。
議会改革に関連する情報を搔き集めて発行しており、10月1日に発行したメルマガは68号です。
まもなく満7年となりますが、これからも継続したいと思っています。
当会のホームページから過去のメルマガを見ることもできます。
http://gikaikaikaku.web.fc2.com/



2016年10月28日金曜日

カンコウモクセツ

<川崎市議のブログより>
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会社員時代に携わった、某電力会社のプロジェクトでの出来事です。
会計仕訳の情報の中に「款・項・目・節」という見慣れない文字がありました。
左から大項目→中項目→小項目と勘定科目を分類するためのものだそうで、プロジェクトメンバーの外資系コンサルからは、「款項目は会計の常識でしょう」的なことを言われました。
えー。でもこんなの初めて見たんですけど。
それまで製造業や流通業がメインだったせいか、電力会計はちょっと独特に感じました。勘定科目のグルーピングに用語がついていることが珍しいのでは?と思いましたが、私は人事系(HRM)の担当でしたし会計はちょこっとしか触らなかったので「そういうものなのかー、常識かー」とそれで納得して終わりました。
しかしそれ以降「カンコウモクセツ」はどの企業にも現れず、私の前から姿を消したのです。

・・・そして時は流れ、議員となって手にした自治体の予算書。
そこには懐かしい「款・項・目・節」の文字があるではないですか。
数年ぶりにカンコウモクセツ君に再会したのです(涙)
カンコウモクセツは公会計の用語でした。
そう言えば、例のコンサルの彼が、某JRも款項目を用いていると言っておりましたので、款項目とか使っているの、たぶん国有企業関係ですよね?
(電力会社は国有企業ではないですが国と密接な関係がありますし)
ということで、「款・項・目・節は公会計の常識」と言い換えるとしっくりきます。

川崎市議会議員
小田理恵子

http://gikai.me/feed/

2016年10月27日木曜日

2015年度川口市一般会計及び各種特別会計の決算審議を振り返って

<川口市議のブログより>


2015年度川口市一般会計及び各種特別会計の決算審議を振り返って

一般会計及び各種特別会計の決算特別委員会が10月11日~17日まで開催され、共産党は今井はつえ市議と私が委員として審議に参加しました。詳しくは12月市議会で討論をしますので、ぜひ主権者として議場に足をお運びください。

2015年度一般会計は、歳入決算額1,905億568万円、歳出決算額が1812億8001万円で、形式収支は92億2567万円、実質収支は80億7060万円の黒字でした。

当該年度の特徴のひとつとして、繰り返して決算に対する討論や一般質問で指摘されてきた多額の不用額を是正していくために3月議会で減額補正をおこなったこと、財政調整基金への59億8096万円の増額補正をしたことがあげられます。

そもそも自治体の歳入歳出は予算化してその予算を議会が議決することで議会や住民による監視の役割を果たし、財政民主主義を保障するものです。

今後は多すぎる財政調整基金なども活用して命にかかわる切実な市民の要求に応え、かつ合理的な当初予算を編成することが求められます。

川口市は他市と比べて人口に対する市職員数が少なく、民間業者への委託費を含む物件費の割合が高いのが特徴ですが、受託業者の労働者の賃金は低く公契約の改善が求められます。

さらに現業職員を含めた市職員の計画的な採用と働きやすい職場環境づくり、研修などを保証して職員の技術向上に努めることが大切です。

 当該年度は9月から保育料の改定が実施され、最高額が月6万円から6万9000円に、保育所児童保護者負担金では28.69%、公立保育所保育料では27.34%のかたが負担増となりました。

教育費は、市民の願いに応えて教室へのエアコン設置が開始された年ですが、教材など保護者負担の軽減をはじめ、需用費等の予算の確保が必要です。

また社会教育主事や図書館司書等を増やし、専門性が発揮できる職員体制の拡充をすること、放課後児童クラブ事業は、保育室の環境整備を急ぎ、保育内容の充実に努め、保護者の声を十分考慮することが求められます。

市内の商業、農業、工業が発展することに寄与できるよう予算措置をして市独自の施策を実施するとともに、事業者の実態を把握できるよう職員の増員、専門性の向上を図ることが重要です。

市民からは、生活道路の改善を求める声が多く、当該年度において道路橋梁維持費の当初予算では対応できなかったことからもきちんと予算増額が図られるべきです。

住宅改修資金助成事業は、希望者が多く、当該年度は1億円以上の経済効果も生み、予算の増額と制度の改善が必要です。

 水害対策でもある下水道事業特別会計、街づくりの区画整理事業特別会計など住民の生活に密着する事業の国庫補助金の内示率が6割台にとどまり事業の進捗に影響をもたらしています。

今後とも川口市として国に対して強く要望し改善を求めるべきであると考えます。

金子幸弘


http://blog.livedoor.jp/neko19760607/archives/52069932.html

2016年10月26日水曜日

議会改革白書2016年版「議会基本条例10年」

議会改革白書2016年版<議会基本条例10年>
~~議会基本条例で進んだ改革、これからの課題~~


「廣瀬克哉・自治体議会改革フォーラム」が毎年発行している「議会改革白書」、10月23日に発行されました。

<概要>
◆議会基本条例10年をふりかえる/実践者からの寄稿・メッセージ
◆議会改革の今を読み解く(附属機関と自治組織権/議会報告会見聞録/人口ビジョンと基本構想)
◆全国自治体議会運営実態調査(2016) 議会基本条例条文分析と傾向 ほか


編著 廣瀬克哉・自治体議会改革フォーラム
生活社 2016年10月23日発行 本体3,500円 A4判 224ページ

2016年10月25日火曜日

戸田市議会50年のあゆみ

「とだ議会だより」特別号を、偶々入手しました。


戸田市市制施行50周年記念号には、「戸田市議会50年のあゆみ」が掲載されています。年表から一部をご紹介します。




昭和48年:とだ議会だより創刊
平成18年:本会議中継をライブ配信
平成21年:常任委員会が1年間の活動テーマを定めて、毎月1回の委員会を開催
       成果として条例の制定、あるいは提言書の提出
平成22年:戸田市議会初の女性議長誕生
平成24年:議会基本条例の制定





2016年10月24日月曜日

所沢市議会・決算特別委員会傍聴(雑感)

<所沢市民のブログより>



 21日、市民情報センターで平成27年度の決算書を買って、決算特別委員会を傍聴した。決算書は申し込めば事務局が貸してくれるが、自前であれば余白にメモができ付箋もつけられる。これが後日の数値確認などの目印になる。
 

今年の決算特別委員会の委員は次の各議員で計8名(敬称略、下線は女性委員)。

委員長 植竹 (公明)

副委員長 入沢 (自民・無所属)

島田 (民進ネットリベラル)

城下 (共産)

小林 (共産)

谷口 (未来)

荻野 (至誠自民)

西沢 (公明)

松本 (自民・無所属)

 

この委員会は諸会計の認定審査を行う。11日から始まって12日、18日に続く最終日。一般会計歳出の「4款衛生費」と残りの部分。分厚い決算書の項目順に委員と説明員(市職員)との質疑応答が続く。お金の使い道を決めるのではなく、結果を見ていくもので単調と言えば単調な仕事。それでも委員から歳出の効果やその事業の課程今後方針など鋭い質問が飛び出すことがある。

 

決算委員会では毎年女性委員の質疑が目立つ。今年も城下委員や小林委員の質疑が多かった。お金のチェックは女性の方が得手なのだろうか。男性委員が手を束ねていたわけではないが、実績の十分な西沢委員や荻野委員、島田委員、谷口委員にもう少し頑張ってもらいたい・・・。

 

ふと思った。この静けさ?は、議員定数を減らしたことが影響しているのではないか。決算委員会は一人純減となって元気がうすれた?

以前は9人編成で、正・副委員長を除く7人が質疑した。

いまは8人で6人が質疑する。この一人の違いが大きいのではないか。

 

委員が一人多ければ当然一人分の異なる見方が加わり、質疑が増えれば市職員は答弁に備えて勉強を増やし、説明能力などは応答で鍛えられる。心なしか説明する市職員に緊張感が薄れていると感じた。

 

時々不用額の確認が行われた。不用額として予算が余るケースで、当初予算にチェックを入れて、議案質疑や委員会審査で「厳正な入札」などを求めた議員にとって、不用額の確認は成果であり、一方費用の節減が(執行時の市の担当者の)努力の結果であるならば見事だ。決算委員会も様々に見える。

 

9時から午後2時20分まで傍聴、次の予定に追われて中座した。

記:さかぐち

 
http://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/42885439.html

2016年10月23日日曜日

議会改革の“キモ”

<会津若松市議のブログより>


毎日フォーラム誌に依頼を受け原稿を寄稿した。
10月号です。

「議会改革の目的、その要諦とは」という題で書いた。
写真下がその文章。

画像に含まれている可能性があるもの:空、屋外画像に含まれている可能性があるもの:1人

 議会改革の目的・要諦は何かといえば、「市民の間にある個別具体的な問題」や「漠然とした生活上の不安」の解決・解消のために議会がその権能を使って市民に役立つ存在になるように機能することと考える。

 そのために「具体的成果」を挙げていかなければならない。そして、議会基本条例は議会改革のツールである。

 議会基本条例の必須三要件〔東京財団(=中尾修)モデル〕を、比較的忠実に実行しているのが我が会津若松市議会かと思う。

 (1)市民との意見交換会における市民意見を起点とし、(2)請願者、陳情者を市民からの政策提言として議会(委員会)に参考人として招き(原則規定)、それらを(3)議員間討議を通じて政策を練上げ提言し、さらにチェックする政策サイクルを仕組みとして回している。

 当市の議会基本条例には、議員の議決責任(=説明責任)を果たすと条文にあり、そのためには重要案件を深掘りして審査するという意味でも議員間討議は必要である。以下、我が市議会の要点を記す。

①    市民意見を起点として、広報広聴委員会が政策テーマごとにまとめ、それに添って調査研   究し政策に練り上げる政策討論会を、4つの常任委員会と議会制度検討委員会で5つ設置している。定例会閉会中盛んに開催され(テーマに添った先進地視察や学識者を招致したセミナーを含む)、ここで得た知見を委員会審査や一般質問に生かしている。    

②    議員間討議は、執行部への質疑と賛否表明する討論の間にあるもので、議案に対して論点、争点を明らかにし、その上でどこまで合意できるのか否かを図ることにあるという位置づけ。よって、議事日程で口述書(本会議は議長、委員会は委員長の)に記載され、その機会を設けている。

③    議員間討議するもの(議案やテーマ)は、例えば委員会であれば事前に準備する場を設け    論点をその委員全員で共有している。議員間討議がより有効なものとするためのツールとして、論点整理の書式用紙もそろえた。

④    議員間討議により合意がとれたものは、原案に賛成であっても付帯意見をつけたり、それよりややトーンの弱い要望的意見をつけたりする。これが、予算やその執行に反映されたか否かチェックすることにより、予算~決算~予算・・と政策サイクルが機能することになる。

 本市における平成20(08)年の議会基本条例制定を機に、学識者や先進地に学び、試行錯誤しながら制度を作り回しそれなりの成果を挙げてきた。

 しかしながら、投票率の低下傾向に歯止めはかかっていない現実もある。

 その一方で、当初とげとげしい雰囲気のまま終わっていた市民との意見交換会は、今はほとんどの会場で拍手があり、参加人数も微増の傾向にある。また、町内会の催しに市長は呼んでも議長は呼ばなかったところから、招待状が届くようになった。
これらの現象は、議会が認められてきた証左だと感じている。
 その時々の工夫や仕掛けを考えながら「たゆまず続けることが大事」だと思う。
http://www.meguro.gr.jp/blog/?p=1468