2017年12月31日日曜日

期日前投票、立会人は高校生…深谷市長選

<読売新聞より>

若者の関心アップ狙う
 
深谷市選挙管理委員会は21日、来月実施される同市長選(1月21日告示、同28日投開票)で、期日前投票の立会人に市内の高校生10人を選任すると発表した。最終日の27日(土曜日)の期日前投票に立ち会い、この日は市内5か所の投票所の立会人計10人すべてが、高校生になる。
 選挙権年齢の引き下げで、昨年から18歳以上の投票が可能になったのを受け、若者の選挙への関心を高めるのが狙い。市選管によると高校生の立会人は県内でも珍しいという。
 立会人を務めるのは、市内5校の公・私立高校の生徒で、来月の市長選で選挙権を持つ18歳の3年生。当日は各投票所に2人ずつ配置され、自校の制服に「立会人」の腕章を付け、投票に不正がないかなどをチェックする。
 市選管によると、今年の衆院選(小選挙区、在外除く)では、市内全体の投票率53・62%に対し、18歳は51・97%。20代前半は32・68%、同後半は33・28%にとどまった。市選管の大谷浩二・事務局長は「立会人を務めることで、若者が選挙の信頼性を実感し、投票率アップにつながれば」と期待している。
 
 

2017年12月30日土曜日

会津若松市議会12月定例会が閉会

<会津若松市議のfacebookより>
 
昨日、会津若松市議会12月定例会が閉会しました。
今議会は、代表質問があり、市長の政治姿勢や来年度の予算編成方針など、いつもより市政全般に渡る質問がありました。
委員会審査で特徴的だったのは、文教厚生委員会に付託された案件では、材木町児童館の廃止条例が継続審査になったことです。
審査の中で、事前周知のあり方や自由来館児童への廃止後の対応など問題が浮き彫りになり、閉会中に現地調査も含めて審査することになりました。
陳情であがった、公民館神指分館の調理室の拡充も継続審査となり、これも現地調査することになりました。
産業経済委員会では、観光施設の指定管理者委託の中で、特に鶴ヶ城の委託に関しては博物館の要素もあり公募で競争させるのは如何なものか、逆に一体委託となっている観光駐車場は分離して競争性を高めるべきではないかとの意見がありました。これらを巡って議員間討議になりましたが、論議をするにあたってまだ研究が足りないと、継続して話し合うことになりました。
総務委員会に付託された憲法9条を変えないよう国に働きかけて欲しいという請願は、委員会では可否同数で委員長判断で否決されました。が、昨日の最終本会議では15対13(議長除く)で逆転可決となりました。
現在1名減の状態で、14:14の同数だったら、私(議長)判断だったんですけどね。
最終本会議では、委員会の時と可否の態度を変えたり、反対討論で不適切な表現をした議員がいて、その度議会運営委員会を開き調整したり、発言取消しがあったりしましたが、議会運営とすればこれまでの積み重ねもあり、マァマァ「上手く」?乗り切り流れるようになったのでは、と思います。
会津若松市議会は、私が初めて議員になった平成7年頃とは隔世の感があります。
議員同士の議論が普通になってきました。(こういうと驚かれる市民が多いと思いますが、これまでの議会は、議員はもっぱら執行部側に質問するだけで、議員同士の議論はありませんでした。まだ多くの議会がそうです。〜この最大の効果は、多少問題があっても反対する程でもない議案に対し、議員間で合意できれば『意見』を付けて賛成することによって、執行にあたって政策に反映させるということです。)
大きなベクトルでみれば、大半の議員は同じ方向を向いていると思います。
 

2017年12月29日金曜日

あまりにも非常識。議員が市長の退職金削減条例提出 

<武蔵野市議のブログより>

武蔵野市議会に松下市長の退職金を3分の1に削減する条例案が市長ではなく議員から提出された。あまりにも、非常識、としか思えない。

■なぜ議員が提出か?

 市長の退職金削減条例を提出したのは、会派「むさしの志民会議」の深田貴美子議員、竹内まさおり議員、下田ひろき議員の3名。

 まず、なぜ市長の退職金を議員が提出するのか? 本来は、市長自ら提出するべきものだろう。

 提案理由では、市長選の公約にあったからと説明していたが、松下市長は『市長退12年前の邑上前市長の取組を参考に、来年秋に予定されている特別職報酬審議会に諮問した上で、条例改正案を提出する考えです』とツイッターなどで説明している。市長自ら提出するとしているのに議員が提出する必要はない。

 まして松下市長は、今年の10月に当選したばかりだ。退職金を受け取るのは4年後。その前に条例を定めれば十分間に合う。


■決議を無視

 市長退職金を3分の1にするのは、邑上前市長も公約として掲げ、1期目の就任直後、2005年12月の平成17年第4回定例回に市長退職金削減条例を提出している。しかし、継続して議会は審議を行い、翌年の2006年9月の平成18年第3回定例会で可決した。

 この審議のなかで、議会は、『武蔵野市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の施行に当たっては、他の特別職との整合を図るため、特別職報酬等審議会に諮問すること』との付帯決議を付け、全会一致で可決している。

 つまり、議会は市長退職金を削減する場合には特別職報酬等審議会に諮問してから提出するように決めたのだ。

 邑上前市長は、この決議の後、2期目、3期目とも特別職報酬等審議会に諮問してから市長退職金の削減条例を提出している。松下市長も「特別職報酬審議会に諮問した上で提出」としており、決議を尊重しようとしている。

 次回の特別職報酬審議会は来年が予定されており、今回の条例案は、この決議を無視していることになる。

 議案上程のさいの本会議では、この条例を知っていたのかの他の議員からの質問に対して、知っていたと答弁していたとしていたので、決議無視は確信犯だったことが分かる。

 決議には法的拘束力はないが、議会として決めたことを市長が守っているのにたいして、議員が守るつもりがないとなれば議員としての資質が疑われても致し方がない。

 また、武蔵野市特別職報酬等審議会条例第1条には、「市議会議員や市長及び副市長の給料(「議員報酬等」)の額等について審議するため、武蔵野市特別職報酬等審議会を置く」とあり。第2条で、市長は、議員報酬等の額に関する条例を議会に提出しようとするときは、あらかじめ、当該議員報酬等の額について審議会の意見を聴くものとする」としている。
 この条文は、市長や市議会議員の報酬などについて額を決めるさいには、第三者機関である報酬審議会の意見を聞くことを義務付けているとも言える内容だ。いわば、条例に反しているとも考えられる。このことについては、特別職報酬等審議会には疑問を持っていると答弁していた。

 結局、聞く耳持たず、との印象しか持ちえなかった。


■他人には厳しく自らは?

「むさしの志民会議」は、今年の6月の 平成29年第2回定例会で武蔵野市議会議員の期末手当に関する条例に対する修正案を提出したさいに、多すぎるというのであれば、自らの期末手当について、供託すべきではないかとの質問があった。

 供託とは、実質的な受け取り拒否のことだが、市には支払う義務があるため市に対して受け取り拒否ができない。そのため、議員が国(法務局)に預けておくというものだ。市内の団体への寄付は公選法でできないこともあり、この手法を使う議員は少なくはなく、よく知られている手法だ。市議選に立候補するさいには、供託するので知らないはずはない(一定の票を取らないと没収=国庫に入る)。

 竹内議員は『供託のことも検討しております』、深田議員は『供託についてはそれはもう当然ではないですか。反対だけして受け取っているというのは話が違いますから。私としては別に供託することは全く異存ございません』、下田議員は『会派でその辺は検討していきたいなと思います。もし供託が必要でしたら全然私はしたいなとは思っています』とそれぞれ答弁している(武蔵野市議会議事録より)。
 
 そのため、市長の退職金を削減しろというなら自らの削減(=供託)はどうしたのかとの質問もあった。だが、寄付をしている。あるいは、供託先の団体が決まっていないとの答弁で供託をしたとの明確な答弁はなかった。供託しているのなら、していると言えばいいだけのことだが…
 ちなみに供託できるのは、法務局だけなので団体は選べない。


■なぜ提出?
 
 常軌を逸しているとしか思えないが、なぜ、この条例案を提出したのだろうか? 
 提案理由では、公約だからとしていた。

 市長公約を議員が提出するというのなら、18歳までの医療費無料化などほかの松下市長の公約は提出しないのか? となってしまう。

 たんなる市長への嫌がらせか? それとも、条例を提出したと宣伝するためのパーマンスなのか?
 本音は分からないが、この会派以外に賛同する意見はまったく聞こえないのが現状だ。

 条例案の委員会での審議は、2018年2月1日の総務委員会が予定されている。
 上記の質問や答弁は、上程時の大綱質疑のため質問時間が5分、回数は2回目で決めている本会議であったため詳細にはできていない。委員会では質問時間の制限がないため、より詳細な審議が期待される。


■議員や議会のありかた

 地方自治法第112条2で「議員の定数の十二分の一以上の者の賛成」があれば条例は提出できると定められている。武蔵野市議会の場合は26名が定員のため3名以上であれば条例案は提出可能で内容は問わず審議することになる。

 議員が条例提出権を活用し政策を実現していくことは基本的には良いことだ。議会改革を進めている議会では条例提案を活用しているからだ。そのさい、時間をかけ熟議を重ねていく。

 ところが、今回は条例案は事前の説明はなく、本会議での提案説明はあまりにもひどすぎるものだった。議会として政策を考える、制度を活用するとは逆のベクトルで、これでは議員の権限乱用と言われても仕方がないだろう。条例は提出することだけが目的ではない。市民福祉向上のためつくるものであって多くの議員が賛同できるように内容は煮詰めるものだ。
 
 自分が信じたことだけが正しいとしか考えないのであれば、議事機関としての議会の否定にもつながる。議員や議会のありかたに一石を投じる提案となるかもしれない。

http://blog.livedoor.jp/go_wild/archives/52508577.html

2017年12月28日木曜日

政活費領収書、ネット公開へ・・・さいたま市議会

<朝日新聞より>

◇さいたま市議会 透明化進める狙い

 さいたま市議会の議会運営委員会は20日、政務活動費の領収書の写しを2019年改選後の交付分からインターネットで公開することを決めた。また、18年度交付分から、視察や委託調査した際は実績報告書で概要を明らかにすることや会計帳簿のネット公開、政務活動とそれ以外で明ログイン前の続き確に区分できない費用に政活費を充当できる割合を2分の1までとすることも決めた。

 同市議会の政活費は月額で議員個人に20万円、会派に対し所属議員1人あたり14万円(共産党市議団は会派のみに所属議員1人あたり34万円)が交付される。

 現在、項目ごとに使用金額を記載した収支報告書は市議会ホームページで公開されているが、領収書の写しは議会局窓口で閲覧しないとならず、議会運営委員会の阪本克己委員長は「ネット公開で透明化へさらなる一歩を踏み出したい」と話した。

https://digital.asahi.com/articles/CMTW1712211100001.html?rm=150

2017年12月27日水曜日

山梨県議会 議長わずか半年で交代 「たらい回し」批判

<毎日新聞より>
山梨県議会の新議長に選ばれた白壁賢一議長(自民党誠心会)は19日、議長室で記者会見し「議会改革に努めていきたい」と抱負を述べた。ただ同じ会派の望月勝県議から、わずか半年で議長職をバトンタッチされたことに、県議会内部や市民団体から「たらい回し」との批判が上がっている。【松本光樹】
 
 白壁氏は会見で、各会派との意見交換会の設置や議会のペーパーレス化などの「公約」を掲げ「重責に身の引き締まる思い」と語った。
 山梨県議会では長年、与党会派に所属する当選3回の県議が議長職を務めるという慣例がある。3期目が複数いる場合は、任期中の4年間で全員が議長になれるよう就任期間を分け合ってきた。過去20人の議長のうち実に17人が3期目だ。
 前議長で3期目の望月氏が議長に就任したのは6月22日。半年後の今月18日に辞職し、事実上、議長職を同期の白壁氏に譲った。
 誠心会では、3期目の河西敏郎県議が議長職を経験していない。県議の任期満了は2019年4月。白壁氏がそれまでに辞職し、河西氏が後任につくとの見方もあるが、白壁氏は「まず成果をいかに出せるか。(在任期間が)長い、短いではない」と明言を避けた。
    ◇
 知事と並んで「県政の顔」である県議会の議長職には、さまざまな報酬がある。県議会事務局によると、県議の報酬が月額77万円なのに対し、議長は91万円。全国都道府県議会議長会の委員や県共同募金会の会長職など「当て職」の肩書も付いてくる。
 最大のメリットは「(元)県議会議長」の肩書で次の選挙を戦えることだという。県議を経て出身自治体の首長になったある元県議は「選挙において肩書はものをいう。議長と議員では重みが違う」と語る。
 こうした「うまみ」を与党会派で分け合うかのような慣習を、他会派に所属する県議は批判的にみている。
 「1年でたらい回しと言われる時代に、半年での辞職は驚き。情けない」。望月氏の辞職願の提出を受けて13日に開かれた各会派の代表者会で、土橋亨県議(リベラルやまなし)は語気を強めた。
 望月氏の在任期間は過去10年で2番目の短さ。議長選に先だって行われた所信表明で、白壁氏とともに立候補していた小越智子県議(日本共産党)も「わずか半年で議長をたらい回しにする県議会がどこにあるのか」と述べた。
 県議会は今年3月に制定した議会基本条例で、議長選の立候補制を導入した。しかし山梨独自の慣習は見直されておらず、小越氏は「条例(の精神)に反する」と指摘。議長が4年の任期を全うすることを条例に盛り込むよう主張した。
 市民団体も不信感を持って県議会の動きをみている。「県議会ウォッチャー」の米山元弘代表は望月氏が辞職のあいさつをした18日の本会議を傍聴した。「議会改革の第一歩を踏み出した」との辞職理由に「第一歩を踏み出したとはとても思えない。確たる辞任の理由が分からず、県民不在だ」と憤る。
 県議会ウォッチャーは20日にも、短期間での議長交代への抗議と議会改革の着実な実行を白壁議長に申し入れる。米山代表は「議会基本条例に基づき、県民目線の開かれた議会を実現してほしい」と訴えている。

2017年12月26日火曜日

質疑・質問にあたっての留意点

<船橋市議のブログより>

浦幌町議会の視察をさせていただいて、その際に提供いただいた資料を、船橋流にアレンジ(と言っても引用条文など条ずれ合わせ)をさせていただき、船橋市議会のひよこちゃん向けにコメントを加えたいと思います。

 時折辛辣な文言が入るかもしれませんが、それは浦幌町議会の資料内容にではなく、船橋市議会ひよこ組に対してでありますのでくれぐれもお間違いのないようにお願いします。

 1 質疑とは
 議題に供される事件について、疑義をただすものである。議題になっている問題について、疑義が残る、不明なところがあるといった状態では、これに対する賛否の態度を議員としては、決しかねる場合に行うものである。

 まずはこれ。本来は、何度もブログに書いていますが、議題にして賛成してもらいたいなら、それなりの「誠意」を見せなさいよ。ということです。

 しかも「質疑」など無しでも、議会を進めていくことができるくらいに、きちんと説明を事前にしなさいよ。ということなのに、それができない。

 のが、船橋市ですね。

 したがって、質疑は、提出者に対して行うものであるから、市長から提出されたものは市長に、議員から提出されたものはその議員に対してすることになる。
 しかし、議員提出議案については、その議案の執行上の問題について、執行機関に対しても質疑をすることができる。

 私は、私個人としてはここでは厳しく考えます。「その議案の執行上の問題について、」は、発議者が説明をして、他の議員に訴えるべきではないかと思います。

 現状に問題があり、というかあるからこそ発議をする。発議する以上は、その議案に関して執行上の問題が無いことを説明しなければならないと思うのです。

 一方で審査をする側が、執行上の問題の有無は議案が上程された後に、質疑の日までに、執行機関に確認をすべき事項でしょう。

 あるいは、執行機関が議員発議の議案が通ってしまっては困るのであれば、執行上の問題点を各議員に積極的に説明をするべきでしょう。

 また、質疑においては、自己の意見を述べることができない。会議規則第55条第3項「議員は、質疑にあたっては、自己の意見を述べることができない」
 質疑は、すでに提案説明のあった案件について生じた疑問点を提出者に聞くことであるから、質疑をする議員は、○○○の疑問点があると具体的に述べる必要がある。

 ここの部分は非常に明快です。私もこの通りだと思います。しかし、ひよこ議員ではなく、議長をも狙おうという議員がよく使うのですが、まず質問をしておいて、答弁をさせて、答弁があってから、「実はこれこれこうだから私はこう思って質問をしたんですよ。」というアホ議員。一見戦略的に質問しているようにも見えますが、全くのアホ。質疑だろうが質問だろうがやっていますが、全く無意味。

 特にここに記述されていることを見ればわかるように、質疑質問に駆け引きなんて全く不要であり、無用。

 あの議員の質問を聞くたびに不愉快な思いをします。

 疑問点の解明であるから、理論上、質疑者は意見を述べる余地はない。ただし、この場合の意見とは、討論の段階で述べるような賛成、反対の意見であって、自己の見解を述べないと質疑の意味をなさないようなものにういてまで禁止しているものではない。
①実際の問題として、質疑と自己の意見を明確に区分できるだろうか?
 この関係については、「私はこう思うが理事者はどう考えるか?」・・・という意見はどしどし発言させ・・・討論で述べるような本案に対する賛成、反対の意見を質疑の段階で述べてはならないと解して運用すべきものとの見解がある。

 前述したアホ議員もこれならいいんです。

 まずは自分の考え方から論理展開をこうしたという言い方ですからね。

 それがあのアホ議員は、完全に後出しジャンケン。この後出しジャンケンほど議会の発言になじまないものはありません。

 だったら最初っから言えばいいじゃん。も結構あります。これ意見じゃなくて、質問して、答弁に窮したら、自分が答える。

 これって質問でもなんでもなく、「自問自答」(笑)。バカですね。

 話の流れで、そういう質問の仕方があるかもしれませんが、邪道ですね。

 また、「疑義をただすための補足説明的な意見までも禁止したものとは解されない。
 したがって、議題となっている事件の内容をより明確にするために必要な意見は、むしろ認められる」との見解もある。

 まあ、そういうことね。って感じです。

 このような見解は、地方議会の実態に合致するもので、質疑の段階で一切の意見が述べられないような運営をするなら、そのことにとらわれて十分な質疑を行うことができなくなり、言論の府としての議会の使命に反することになる。
 結論としては、意見を述べてはいけないといっても、程度の問題であり、討論におけるような意見を禁止したものと解される。仮に質疑で意見を述べてもよいと規定すれば意見が多くなり、疑義の解明が少なくなることも考えられ、そうなっては質問と質疑を区分する実益がなくなるので、質疑は疑義解明を主とし、解明に必要な範囲で意見を述べることも認められると解して運用すべきである。

 そうそう。このまとめが一番キレイだと思いますが、この程度の問題を理解できないヤツがやらかしてくれます。

②再質疑について
 当初の質疑に対する答弁があり、続いて2回目の質疑を行うというように、継続していなければならない。
 まったく新しい問題について、2回目として質疑することは許されない。
 つまり、1回目の質疑に対する答弁では不十分であり、あるいは、さらに疑義が生じたといったような場合には、再度、質疑をすることを許す趣旨のものである。

 これを毎回やっていた議員がいましたね。過去形です。今は県議です。

 県議会でやっていたら、不評でしょうね。ここに書かれていることが本旨ですから。

 なお、再質疑等に対する答弁が、なお要領を得ず、あるいは、質疑の内容を誤解しているなど、質疑の目的が達せられていないと明らかに認められる場合には、議長は、質疑の回数制限を超えて、質疑を許すことができる。

 これはこの通り。でも船橋市議会においては、対面式回数無制限を施行していますので、あまり問題にはならないでしょう。

会議規則第56条
  「質疑は、同一議員につき、同一の議題について3回を超えることができない。ただし、特に議長の許可を得たときは、この限りでない。」

③質疑者が心すべきことは何か?(元参議院議事部長の発言より)
 (1)的を得た質疑をすること
 議題外のことを質問したり、ピントのはずれた質疑をして答弁者を困らせ、あるいは時間の無駄遣いをしてはならない。

 気をつけます。

 (2)わかりやすい質疑をすること
 自分だけが分かればよいというのではなく、議員全員を代表して質疑しているというような気持ちがほしい。

 私はできていないな。気をつけよう。

 (3)同じことを何度も質疑しないこと
 自分の主張を提案者が受け入れ、気に入る答弁をするまで、執拗に答弁を求めるというようなことをしてはならない。

 これは無いな。俺は。

 (4)質疑者としてのエチケットを守ること
自分には分からないからお尋ねするのだ、という態度をとるべきであって、相手に尋問するような弾圧的な態度をとるべきではない。

 いつもか?俺。

 (5)発言についての取り決めに従うこと
 発言に関する規則、申し合わせを守り、発言の割り当て時間や順序等については、議長の命に従うべきである。

 これは船橋市議会はうるさいかも。

 (6)他の質疑者の質疑にも耳を傾けること
 他の質疑者の質疑の際に、よく聞いていないで、すでに質疑された事項について、平気で質疑する場合がある。
 他の議員の迷惑となるばかりでなく、会議をだらけさすことになるから注意を要する。

 これはひよこたちにはよくよく言いたいですね。さらには会議録も読め!と。

https://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12338064034.html

2017年12月25日月曜日

12月議会が閉会

<八潮市議のブログより>

昨日、12月議会が閉会しました。

市長提案の議案はすべて可決しました。私は議案79号(一般会計補正予算)について討論し反対しました。

また、議案89号(八潮市八条図書館・公民館の指定管理者指定」については賛成しましたが、討論の中で、今後についていくつか意見を述べました。

補正予算の方は、平成クラブの議員が賛成討論(執行部作成の原稿?)をしていました。

今回の補正予算は、大まかにいうと、当初見込んでいた事業が確定・変更したことで予算の増減が生じたもの等の計上が多いので、これらについては異論はありません。しかし、法律・政令施行前にもかかわらず、マイナンバーカードに旧姓併記することに伴うシステム整備を先行させる事業が不透明なため、この点に絞って反対しました。

私は、議案に反対する場合は、市民に対する説明責任から、必ず討論をして理由を述べることにしていますが、多数派の議員の中には、そのことがよく理解されていない方が多いようで、「単に会議録に名前を残したいから」と、揶揄する方がいるようです。

八潮市には議会基本条例はまだ未整備ですが、日本初の議会基本条例となった北海道栗山町の議会基本条例の前文には、次のような記述があります。

議会が町民の代表機関として、地域における民主主義の発展と町民福祉の向上のために果たすべき役割は、将来にかけてますます大きくなる。特に地方分権の時代を迎えて、自治体の自主的な決定と責任の範囲が拡大した今日、議会は、その持てる権能を十分に駆使して、自治体事務の立案、決定、執行、評価における論点、争点を広く町民に明らかにする責務を有している。
自由かっ達な討議をとおして、これら論点、争点を発見、公開することは討論の広場である議会の第一の使命である。このような使命を達成するために本条例を制定する。

本来は、議案毎に議員間の討議が求められるわけですが、八潮市議会では執行部に対する質疑のみで、それは行われていません。しかも、委員会の会議録も作成・公開されていない中、今は会議録の残る本会議で討論をして論点を明らかにするしかないのです。

いつも思うのですが、予算はすべてまとめて計上されるため、中には賛成したい内容も多々ありますが、そうかといって疑問のある予算まで賛成できないので、賛否はいつも迷います。個別の事業毎に計上されれば、こんなに迷うことはないのですが

議員提出議案(意見書)は、合計7件提案されましたが、2件のみ可決されました。1件は、市の組織変更に伴う議会の常任委員会の所管変更なので、(当たり前ですが)全員賛成。


もう1件は福野議員が提案者となった「政治分野における男女共同参画の推進を求める意見書」で、これは平成クラブのみ反対で、128で可決となりました。長年の懸案だったので、提出者がだれであっても、この可決は本当に嬉しいです。嬉しい嬉しい
昨日の私のブログやその後アップしたfacebookで、すでに多くの方から「超いいね!」「いいね!」が寄せられ、多くの方がシェアして下さっています。多くの方が関心を寄せて下さっていることに感謝です。


今日は、午後から新宿での打合せ会議が延期となった為、明日の組合議会に備え準備をします。また、頼まれていた原稿の第一稿校正が送られてきたので、これも処理することにします。

昨夜は、閉会し緊張が緩んだせいか、食事時のアルコールのせいか、朝まで爆睡状態でした。

http://diary.e-yazawa.her.jp/?eid=877738

2017年12月24日日曜日

【速報】12月議会の全議員賛否一覧

<東村山市議のブログより>

12月議会が本日閉会となりました。
今議会では皆さんの生活に大きな影響を及ぼすような議案は無く、比較的穏やかに終わりました。
市長から提出された案件は10件で、議員提出議案は3件、結論を出した陳情が2件。
全議員の賛否一覧を作成しました。
間違いが無いように注意していますが、私自身のメモが元になっているので、訂正があった場合は速やかに行います。
賛否一覧表
それぞれの詳しい内容は市議会HPからご覧いただけます。

124日(月)に行った一般質問は録画配信をご覧いただけます。
こちらのページから
12月定例会1204日一般質問佐藤まさたか「再生」と進んでください。
厚生委員会では、来年度からの介護保険計画についての調査を終え、新たに「障がい者への合理的配慮について」をテーマに調査活動を始めます。東村山市の施策が前進するよう、委員長として努力したいと思います。
次回の議会報告会は22日(金)夜(サンパルネ)と、3日(土)午後(市民センター)を予定しており、ご要望の多かった「各委員会の視察報告」に初めて取り組みます。詳細はまたお知らせします。
3月議会は220日に始まる予定です。
国民健康保険や介護保険等、大きな制度改正についての議案、そして30年度予算審査が待っています。
15
万市民の代表として、総額900億円を超える予算や、ルール(条例)を決定するのが24名の議員です。
十分な議論の上で責任ある議決ができるよう努力してまいります。

http://sato-masataka.net/wp/?p=4317

2017年12月23日土曜日

12/18 議会人事の改選~民生常任委員会を離れ建設常任委員会に

<朝霞市議のブログより>


朝霞市議会は、2015年の改選から2年経過し、慣例で18日、議会人事の変更をしました。各議員の所属委員会、複数自治体の共同事務を行う一部事務組合に送る議員などを改選しています。
私は、政策分野では民生常任委員会から建設常任委員会に移ることになり、その他会派の役割として、議会運営委員と議会だより編集委員となっています。このうち議会だより編集委員会では、選挙の結果、番狂わせで委員長を拝命いたしました。
議長、副議長に関しては、それぞれ辞表が提出されたものの、議長・副議長が所属する与党会派(輝政会・公明党・絆)の反対で否決され、野本議長、船本副議長の続投となっています。
また、本来はどうかと思うところがありますが、行政の審議会・委員会で議員枠として、高齢者福祉計画推進委員会と図書館協議会に送り込まれることになりました。
初当選以来所属した、民生常任委員会を離れることになるのはさびしいものですが、高校の恩師から「ひと所に溜まる水は澱む」という言葉を思い出すことにします。建設常任委員会というと、公共施設や道路など公共事業的イメージが強いですが、バスや公園緑地、マンションの課題など私なりの分野もありますし、福祉の増進という点ではバリアフリーなど取り組み課題もあると思うので、仕事をさせていただけたらと思っています。
🌑地方自治法で4年という任期になっている議長・副議長を、2年に1回変えなくてはならないというルールはないのですが、あえて辞表を提出して、それを否決させるという人事のあり方がよいのか疑問です。そのまま辞表を提出しない、という方がすっきりしています。
朝霞市議会では人事案件に関しては「討論をしない」という申し合わせがあり出されたら間髪おかず採決に移ります。議会でかけられる人事案件はたいてい辞職案件で、病気や政治責任など討論すれば傷を広げるだけの問題が多く、出されたら可決せざるを得ないため、討論にそぐわないからだろうと思います。ところが今回のように、辞職を否決するということが繰り返されるなら、裏返すと信任決議になります。討論にそぐわない議題ではなくなってきています。そうなると討論が必要、と申し合わせを変更する必要性があるのではないかと思います。
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2017/12/1218-75e4.html

2017年12月22日金曜日

東北の「スーパー公務員」が仙台に集結 自治体での取り組み成果など紹介

<河北新報より>

東北6県の自治体職員らでつくる「東北まちづくりオフサイトミーティング」(東北OM)は16日、仙台市泉区の市職員研修所で勉強会を開いた。先進的な施策や改革をリードする東北の「スーパー公務員」たちが集結。「東北発・自治体職員の底力」と題し、取り組みの成果などを紹介した。
 山形市職員の後藤好邦さんは、市中心部を走るコミュニティーバスのリニューアルをけん引。コース別に車体やバス停を色分けして利便性を高め、沿線の学校やホテルと連携したPR作戦も展開し、乗客数を東北一に伸ばした。「多様なつながりを生かすことが大事だと実感した」と語った。
 議会と住民との懇談会に「ワールドカフェ」と呼ばれる対話形式の導入を提案し、議会改革を後押ししたのは宮城県柴田町議会事務局職員の佐山亨さん。「先例を重んじる議会に意識的に新風を送り込み、議会改革への抵抗感をなくす必要があった」と振り返った。
 福島県職員の佐藤千紘さんは、復旧が決まったJR只見線の赤字解消に向けた「乗車以外に応援する仕組み」の必要性を強調。仙台市職員の鈴木由美さんらは、東日本大震災の体験談を記録に残し、後世に伝えるプロジェクトを発表した。
 東北OMは2009年に発足し、約1000人が名を連ねる。年数回開く勉強会は今回30回目を迎えた。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171217_11007.html

2017年12月21日木曜日

初の土曜議会、20人が傍聴 喬木村

<中日新聞より>

多様な世代の議会参加やなり手不足解消を目指し、十二月定例会から全国でも珍しい「夜間・休日議会」を導入した喬木村議会は十六日、一般質問を初めて土曜日に実施。議員十人と村側のやりとりを、普段より多い村民約二十人が傍聴した。
 質問は基幹林道や保育所のあり方、国民健康保険など多岐にわたる。リニア中央新幹線ガイドウェイ関連施設の跡利用を問われ、市瀬直史村長が「たかぎ農村交流研修センター周辺と一体的な計画を」と答えるなどした。
 休日で初めて傍聴できた会社員女性(58)は「村の課題が分かり面白かった。議員報酬引き上げも検討しては」と提案し、毎回来ている農業男性(74)は「住民の関心が高まって良いが、結果の検証が必要」と話していた。
 この日で、会期中に予定された夜間休日の日程は終了した。
 下岡幸文議長は「一般質問の傍聴人は予想より少なかった。反省点を改善し、傍聴したくなるような深い議論をしたい」とさらなる議会改革に意欲を示した。
 (石川才子)

2017年12月20日水曜日

北海道十勝郡浦幌町議会(2)

<船橋市議のブログより>

さて、浦幌も熱かったですね。

 浦幌は全国でも数少ない、定数割れの議会だそうです。

 従って悩みは尽きないのですが、なり手不足対策をしながら、議会改革を進めています。

 定期的に行なっている日曜議会にお邪魔しました。その後、議会活性化講演会を行い、講師との意見交換会、そして翌日は再び講師を交えての研修会および意見交換会でした。

 とにかく、議員の資質向上のために様々な取り組みをおこなっています。

 その結果が、2017年 第12回 マニフェスト大賞 最優秀成果賞を受賞したそうです。

 何よりも私がすばらしいなと思ったのは、議員各位が暖かいのです。正副議長はもとより、議員全員が人として暖かいんです。

 そして、議会改革に熱いんです。

 芽室町議会も、浦幌町議会も議会事務局職員が素晴らしい。完全少数精鋭でフル稼働状態です。

 その一端として素晴らしいものをいただきましたので、許可をわざわざいただいておりませんが、掲載させていただきます。

 事務局作成です。

https://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12336729595.html

2017年12月19日火曜日

北海道河西郡芽室町議会(2)

<船橋市議のブログより>

さて、芽室町議会視察ですが、すごいですね。

 次の浦幌もそうですが、議員の意識が違います。船橋市議会とは。

 芽室町議会(左をクリックしてください。)

 WebSiteをご覧いただくとその活動の様子がよくわかります。

 今回お邪魔したのは、まずは近隣の町議会議員、町民をも含めた、議員研修会の傍聴をさせていただきました。

 明らかに議員風の方々がタブレットを操作して、資料を見ています。

 と、案の定芽室町議会の議員さん達でした。

 特にこちらをご覧ください。

 議会改革・活性化(左をクリックしてください。)

 向いている方向が町民なんです。二元代表制を十分な理解のもと、議会とはどうあるべきか?をきちんと考え、理解し、進めているのです。

 では、なぜ船橋市議会ではできないか?

 私はずばり教育システムと議員の意識の問題だと思います。まず、浦幌の時にも書きたいのですが、会派がありません。町議会は定数が少ないので、会派制を取らず、何事も全体で回していくようです。

 確かに、16名定数で1名欠員のようです。

 船橋市議会の最大会派と同じ議員定数。ですから、議会全体で切磋琢磨。政務活動費もないようです。

 研修計画(左をクリックしてください。)

 すごいですね。まず、これらの研修によって、議員としての基礎学力(笑)が身につきますね。

 少なくとも、嘘と妬みの世界の船橋市議会とは違います。活動の矛先が、同僚議員になっていません。聞いてはいませんし、一致団結とも言いませんが、議会がひとつになって、向いている方向は同じだと思います。

 常に町民のためにどうあるべきかを考えているし、議論をしています。

 そして、新人もベテランも思いやりがあって、人を育ている意識があるようです。

 前回ブログに書きましたが、「船橋市議会では何言ってやがんだ」的に私が批判するようなことも暖かく受け止めていました。

 大人だのう~と思いましたね。

 なり手不足や衰退をしない努力をしているわけですが、議会改革・活性化を急ぐあまり、かなり過大な負担になるのではないかと心配になりました。

 前回も掲載しました政策を回していくサイクルもかなり膨大な作業量が記載されていて、先生に質問もしていましたし、大変そうでした。

 そもそも町議会の議員さん方は、概ね兼職というか、兼業で議員をお務めの方が多いと思います。

 そして報酬も少ないと思います。そうなると、議員としての活動も限られてくると思いますが、まるで専業の議員さんのような働きっぷりが想像できちゃうような政策サイクルのスケジュールでした。

 それに比べて、船橋市議会はどうでしょう?とにかく仕事をしないスケジュールに持って行こう持って行こうとします。

 どうも最近わかりました。議員としての仕事ではなく、市長の仕事をいかにサポートするかに腐心する議員さんが数多くいることです。

 先般も、いろいろとありましたが、まだ執行機関の偉そうにしている幹部が「市長与党」という言葉を使ったといって驚いている議員がいました。

 なるほどね。まだ、船橋市議会はガラパゴス諸島議会みたいなもんですね。

 やはり市長が自分が一番偉いと思っていると、二番目に偉いのは俺だし、市長は仕事できないから実質俺が一番偉いんだよな。となるわけですね。

 偉くもなんともね~からってことがまだわからないんですね。

 もう少し自治法を読み込んで、謙虚になった方がいいでしょうね。と思う、芽室町議会視察でした。

 ちなみに、町長は職員あがりだそうです。当然ですが意見交換会ではその話で盛り上がりました。「どこも同じですね!」とね。(笑)。

https://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12335550505.html

2017年12月18日月曜日

12/13 議会だよりをつくる重責

<朝霞市議のブログより>


2年前の市議選からの折り返し点、朝霞市議会では、恒例で議会人事を再設定しています。
議会だより編集委員会という、市の「広報あさか」に3か月に1度割り込ませていただいている「議会だより」とホームページのジャッジを行う委員会があり、市議会の各会派から1人ずつ委員が出ています。私も1期目は完全無所属だったので委員となり、2期目も所属会派から委員として出してもらっています。
今回、議会だより編集委員が改選され、絆が船本議員から松下議員に、輝政会が山下議員から大橋昌信議員に変更がありましたが、その他4人は同じメンバーとなりました。
改選であり委員長選挙を無記名投票で行ったところ、どういうわけか野党である私に委員長を拝命することになりました。議会改革のもっともわかりやすいところが議会だよりということで目立つところです。想定外の役職に驚きつつ、責任感もってやりたいと思います。
副委員長には、松下昌代さんが当選しています。
市役所の資金難で派手な改革は難しいところですが、今の制約されたリソースのなかでどれだけわかりやすく、議会が何をしているのかわかってもらえる紙面にできたらと思っています。
🌑広報あさかに背乗りして議会広報やっていることのメリットデメリットがあります。メリットは、議会にまったく関心のない人にも目にとめていただける機会があること。配布経費がかからないこと。デメリットは、議会として自立した広報手段を持っていないこと、編集の自由さがないことです。政党系の会派は独立を望む声が強いのですが、難しいかなぁ、と思っています。
🌑その他、市議会の常任委員会、議会運営委員会、一部事務組合に送り出す議員などの公式人事は18日最終日に議長から提示されて、「異議なし」承認する予定です。実は会派間で調整していて内定しているのですが、正規決定から公表します。
慣例では2年に1度の議長・副議長の交代もありますが、議長候補者も議長選やるかやらないかの根回しも私のところには来ていません。地方自治法では任期4年となっていて、どこの議会も1年または2年で辞職を申し出て改選するような運営をしていますので、何もなければこのまま、ということなのでしょうか。
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2017/12/1213-b2c1.html

2017年12月17日日曜日

北海道十勝郡浦幌町議会

<船橋市議のブログより>

昨日に続き、本日は浦幌町議会にお邪魔して勉強をさせていただきました。

 浦幌町議会(左をクリックしてください。)

 いや~、すごいです。

 本日は12月10日日曜日。日曜議会を傍聴させていただいて、その後に議会活性化講演会。



 で、傍聴者はおおよそ60名ということでした。



 議会モニター制度を設けていて、その方々ももちろん参加。



 こちらは、議員のなり手不足に大直面。現在欠員1名だそうです。

 た~いへん。

 しかし、だからこその議会全体の努力は半端ではありません。



 2017年 第12回 マニフェスト大賞 最優秀成果賞を受賞

 とりあえず報告をします。その熱き議会の様子はまた次回。
https://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12335365108.html

2017年12月16日土曜日

北海道河西郡芽室町議会

<船橋市議のブログより>

芽室町議会に伺って勉強をさせていただきました。

 芽室町議会(左をクリックしてください。)

 衝撃でした。

 近隣の議会の議員や、市民を迎えての公開講演会でした。



 公民館の講堂にかなりの人が集まり講演が始まったのですが、複数の議員と思われる人たちがタブレットを使いこなしています。

 お伺いしたのは、12月9日午後3時。講演開始です。

 さて、それで講演終了で解散かと思いきや、その後が、議員のみの研修があるのです。


  興味深かったがこれです。



 そこで先生の話を聞いたのちに、質疑応答。

 で、さらにその後議員会主催でしょうか?意見交換会を夕食をとりながらなのです。

 その真摯な姿勢には感服、敬服をいたしましたね。

 しかも大人。そこまでの全ての対応が大人の対応なのです。

 うちでそういう発言をしたら、たぶん何か言葉を発しているなと思うときが何度かありました。

 わが会派の後輩だったら、「もう1回言ってみろ。勉強しろ。」で終わりですね。

 今回のことでよ~くわかりました。辛抱強く丁寧に説明をする。ということですね。

 しかし、芽室の議員さんはうちと違って真摯でありかつ前向きです。

 わかったのは、真摯で前向きな場合は丁寧に説明をする。

 やる気なく反対するための後ろを向いちゃっている質問には「うるせ~、勉強しろ!」という。

 ということですね。

 とりあえずここまで、次は浦幌町へ伺います。

https://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12335177158.html

2017年12月15日金曜日

「村議、リタイア男性ばかりじゃ…」 夜間議会のススメ

<朝日新聞より>

 
「夜間休日議会」を本格的に導入した長野県喬木村議会。改革を主導する下岡幸文議長(62)に、夜間休日議会の狙いや、めざす姿について聞いた。

 
 ――狙いは何ですか。

 「これからの議会は、村政のチェックに加え、将来に向けたいろいろな提案や提言をしていかなくてはいけない。そのためにはリタイアした男性ばかりではなく、多様な人材が必要だ。男性も女性も、勤めている人、子育て中の人など幅広い人に議員になってもらいたい」

 
 「仕事を持っている若い世代の皆さんが議員になりやすい環境をつくる。これからの議会を考えて、幅広い人材を集めるための一つの方策が、平日の昼間の代わりに夜や休日に議会活動をする『夜間休日議会』だったということです」

 
 ――地方議員のなり手不足を解消しようと、議員報酬をアップする議会もあります。

 
 「喬木村議会の場合、議員報酬は14万円。いまの村の財政から考えれば、専業でやるだけの議員報酬は払えない。1万円増やして15万円にしたところで、家族を養って暮らしていけない。だからうちは兼業でいくと決めました。兼業を前提にした議会活動はどうしたらできるのかを追求して、『喬木モデル』をつくりたい」

 
 ――6月の改選で、40代や50代前半で仕事を持っている議員が誕生しました。

 
 「夜間休日議会に踏み切った直接のきっかけは、若い議員が出てきてくれたことです。彼らが自分の仕事ができなくなって、1期でもうやめさせてくれとなってしまったら、非常に悲しい。若い皆さんにとにかく育ってもらって、この次の議会なり、村なりを背負ってもらいたい」

 
 「彼らは若い人の意見を聞いてきます。若い人は柔軟で、私たちに思いもつかない発想をする。昔は、若い議員の言うことは、上から押さえつけてそんなことできっこないとか、もっと勉強してから言いなさいとかありましたが、私たちはそれを言いたくない。もうそんな時代じゃないんです」

 
 ――女性を含め、多様な人材にどう出てきてもらいますか。

 
 「ただ単に、夜間にやればなり手が出てくるわけではない。議員の仕事というのをみんなに見てもらって、思いを持っている人に出てきてもらいたい。また、なぜ女性が出てこられないか。現状では、女性が地区からの推薦で出てくるということがありえないんですよ。だから地縁血縁の選挙を壊さないといけないと思っている。1人が2票を投票するような『連記制』にしたらどうかと総務省に提言しました。それなら1票は地区代表に入れたとしても、もう1票はこれからの村のために必要な人へ投票できる」

 
 ――全国初の取り組みということで注目が集まっています。

 
 「反応が大きすぎて、そっちの方がびっくりした。なぜこんなことが記事になって、みんなそんなに関心をもつのかと。全国で初めてだと総務省に聞きましたが、どうして誰もやっていなかったのか不思議でしょうがないくらいです」

 
 「喬木村議会でも、選挙が無投票になって議会改革を議論した8年前から出ていた話。ただ『できっこない』と言われてきました。村職員の対応をどうするんだとか、できない理由を探すんです。『自分がやりたくない』とは言わずにね」

 
 「実際にやってみて結果を見ないと、本当にできるのかなんて、わからんでしょう? できない理由を考えるのではなくて、どうやったらできるかについて考えるのが、本当の組織だと思います」(聞き手・岡林佐和)

 
     ◇

 
 しもおか・ゆきふみ 農協職員を経て、2013年に喬木村議会に初当選し、現在2期目。6月から議長を務める。

http://digital.asahi.com/articles/ASKD64K4GKD6UOOB00R.html?rm=501