議員の仕事は、第一に行政のチェックです。プロである職員の仕事をチェックするためには、議員もキチンと勉強しておかなければできません。 だから、選挙で選ぶ第一の基準は、「市政のチェックができる人」かどうかがポイントだと思います。 最近、聴いた話では、「地域から誰でもいいから一人議員を出しておかなければ…」と考える人が、まだまだいるそうです。地域で何か問題が起きた場合に、その議員を使い、市に陳情や請願を出す。もしくは市長にお願いをするということらしいです。 しかし、請願や陳情は、憲法で保障された市民の権利ですから、何も議員を使わなくても、誰でもできるのです。 確かに、議会請願は紹介議員が必要ですが、請願法に基づく請願ならば、紹介議員は必要ありません。 議会は唯一の決定機関ですから、その決める場に、市政をきちんとチェックできる力のある議員がいなければどうなるでしょうか。行政のいいなりになってしまう恐れがあります。これではチェックはできません。 市議選のように細かい選挙では、「あの人のおじいさんにお世話になったから・・・」とか「お世話になった人が応援しているから・・・」等など、地縁・血縁の濃い地域なので、そういった基準で選ぶ場合もあります。 また、所属している業界団体が応援しているから…というのもあるらしいです。 しかし、市議会議員ですから、本来は市全体のことを視野に入れて議員は活動すべきなのです。地域のことは、基本は町会長さんや自治会長さんに行っていただき、(困難事例がある場合には、議員を頼ることもあっても良いかもしれませんが)市民ができることは市民が、議員しかできないことは議員がと、役割分担していく必要があると思っています。 先日、ある方から、「会議録を読んで一番信頼できる人だと思い相談します。」というメールをいただきました。確かに、相談内容から見て、きちんと市の施策も勉強されていて、その上での相談でした。 こういった市民が増えていけば、確実に自分の意思で投票する方が増えていき、議会も変わるだろうと思いますし、選挙運動もただの連呼ではなく、政策を中心としたスポット演説が主流となるのではないか・・・と思っています。 それから、今はチラシがポスティングされています。そういったチラシは保存しておき、当選した方にきちんとやらせていくようにしなければ、なりません。それも市民の皆様の力です。 4年前の選挙で、ご自分が投票した方のチェックをきちんとした上で、投票する人が増えて欲しいと思います。 そうする人が増えていけば、選挙時の美辞麗句やパフォーマンスに惑わされることもなく、市民に寄り添った議員が増え、結果、議会は必ず変わっていくのではないでしょうか。 |
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2017年8月23日水曜日
議員の仕事とは・・・
<八潮市議のブログより>
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