<宮古毎日新聞より>
宮古島市議会(棚原芳樹議長)は一般質問に一問一答方式を導入する。これまでの一括質問方式も選択でき、登壇する議員がどちらかを選択する。また、質問者は従来通り演壇から議場と傍聴席に向かって質問する方法と、議員席の最前列に設けた質問席から当局に向かって行う方法、または二つを採用することもできる。一問一答方式は、議員が当局から分かりやすい答弁を引き出すことができるというメリットがある。9月定例会から導入する。
一問一答方式は、市議会議会改革調査特別委員会(下地明委員長)で協議を重ね導入を決定。3月定例会で市議会基本条例を全会一致で改正した。
市議会議会事務局によると、宮古島市と浦添市を除く県内9市では、すでに一問一答方式が導入されているという。
また、一問一答方式の「選択制」は那覇市やうるま市、名護市、豊見城市がすでに導入しており、宮古島市議会は5番目となる。
質問時間は「一括」「一問一答」ともに、質問者と答弁者合わせて60分の制限時間を設ける。また、最初の質問を一括質問で行い、再質問から一問一答に切り替えることもできるが、この場合の時間も60分となる。
議員は、質問方式と質問場所のそれぞれの方法を選択し、事前に一般質問通告書で当局側に伝える。
議員の一人は「当局側に踏み込んだ質問ができ、市民にも分かりやすい答弁が引き出せるのではないか」と一問一答方式を歓迎。一方で「各議員は、当局から簡潔明瞭な答弁を引き出すためには、具体的かつ詳細な質問事項を整理して一般質問に臨む必要がある」と話した。
市議会事務局では、9月定例会は仮設の質問席を設けて対応する。今後、議員定数減少踏まえ、議場最前列の議員席の中央を一部改造し、質問席を配置する計画だ。
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