市民からの多様な意見に耳を傾けるため、兵庫県篠山市議会は11月21日と12月20日の2日間、市役所本庁舎1階の市民ホールに「議会市民相談コーナー」を設ける。市民なら誰でも訪問が可能で、秘密保持が必要な場合は場所を移して相談を受け付ける。
同市議会は昨年、議会改革調査特別委員会を設置し、市民に開かれた議会を目指してきた。市民と直接対話する場として議会報告会を開いているが、参加者が固定化している傾向もあり、幅広い世代の市民の声を吸い上げようとコーナーを設けることにした。
両日とも午前10時から午後6時までで、議員2人が相談を受ける。原則として市民ホールで対応するが、誰にも聞かれたくない内容の場合や団体での訪問の際は、市役所4階の会議室などを使う。
相談内容については、議長に報告後、市当局につないで解決に向けた手助けをするか、議会内で検討すべきであれば議員間で討論などをする。守秘義務があり、内容が他者に漏れることはない。
渡辺拓道議長は「相談事を抱えていても市役所には話しづらいと感じている人もいると思う。どんな些細な内容でもいいので、気軽に立ち寄り、相談していただければ」と話している。
スペース確保の都合上、3人以上の場合は事前に市議会事務局に連絡が必要。11、12月の利用状況を検証し、時間帯や頻度などを決めて来年以降、本格実施する。同事務局TEL079・552・6855
(安福直剛)
https://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/201711/0010715972.shtml
0 件のコメント:
コメントを投稿