<宮代町議のブログより>
昨日から「議会だより」の編集委員会が始まった。22日までの2週間に5回(私と委員長はさらにもう1回)全日作業をこなして、11月1日の全戸配布に間に合わせる。
1回目は、担当ページを決める。(私は「子ども・子育て」新制度に伴う条例議案の特集ページを請け負った。気が重い)
その後、それぞれの議員が出してきた「一般質問」の原稿をチェックする。当日の記録(アラ原稿)はすでに委員会に来ているので、それに沿って記事の流れ、表現に目を通す。これにより、議員本人、答弁した執行側の、ほんの少しの表現の違いにも編集委員全員の目が通ることになる。
「ちょっと変だ」という表現は、読者に通りがよくなるような記事にしたいという議員のネライがある場合にだけ生じるのでなく、39文字という限られた文字数におさめるのに、はしょったりする場合にも、少し本旨からそれたりする。
同僚の議員に、「これは答弁者の意図するところと少し違うようなので、直してくれませんか」と、連絡を取るのも編集委員会議員の役目。答弁者(執行側)と質問議員の間に立って、気をもむ。
傍聴記を頼む
裏表紙には、一目でわかるような記事を集める。議案に対する「賛成・反対」が一目瞭然の表。議会懇談会で出た意見・感想のまとめ。議会に来た人の「傍聴体験記」。
まだ議会に来たことのない方をお誘いするのに傍聴体験記は役に立つと思う。傍聴者の名簿から選び、依頼する作業も1回目にする。最初の日に依頼を完了しないと、何かと手間取り、冷や汗をかく。
傍聴者名簿をみて、(この人は何回か来ているから頼もう)と、決めるのは、副委員長の私の仕事なのです。が、この頃はこの作業も大変だ。
傍聴者そのものが少ない。「議会だより」も92号と回を重ねると、(まだ書いたことない)人を探すのに苦労する。たいていが、応援する議員のためだけに来る支援者グループなので、偏った記事になってもまずい。
たとえば、私の応援に来る人たちだってそうです。「傍聴記書いてください」というと、「だって加納さんの質問しか聞いていないから駄目だよ。比べようがない」と即座に断られる。(たしかにおっしゃる通り)
そうかといって、他の町から来た人に頼むのは避けたい。
昨日も、「この人に頼んでみようか」と、初日から何回か傍聴席に座っておられた人を挙げた。何日も来ておられるのだから、議会全体に興味がある人なんだろうと。
さっそく、この人を知っている編集委員から連絡を取ってもらった。
編集の現場まで出向いてくださったその方、のっけから「○○さんはやっているからいい。△△議員も、まぁいい。他のはダメだ。××党はダメだ」と、〈好き嫌い〉を連発。あちゃー、まいったー「固有名詞、特定の党などのせるのはNGですよ」
次に「議会は年寄ばっかりでダメだなー。若返んなきゃ」「居眠りしているのがいる」などというから、「そういうのを書いてください」と合わせる。
と、「だからさー、無駄に職員多すぎるんだから、若い職員を議会に送り込めばいいんだよ」と、持論を展開。「議会と執行は違うんで・・」とこちらも力む。
とにかく「あまり過激なものはどうも・・・」というと、「じゃー誰と誰がそういったからかけなかったッて、オレ言っちゃうよ!」とためす。
私「議員個人の会報で、載せるんだったら、どんなものでもokですけど、これは公的なもので、税金を使っているから、そーゆーのまずいんですよ。もし、それじゃ書かないとおっしゃるなら他の人を探さなきゃならないから」とお伝えすると「まァ、書いてくるよ」と。(・・・・)
作業の現場だから、この方は思いのたけを言っているのだろう、多分万人向けの穏やかな文章を書いてきてくださるだろうと、期待しながら(とりあえずの)依頼となった。(やっぱり書かない、とことわられることも少しだけ覚悟して・・)
最近気が重い
夜になっても、気が重かった。なんとない憂鬱感はどこからきているのだろうと、一日を振り返ってみると、「議会だより」の編集委員会だった。
町への不満、行き場のない閉塞感などは、今や議員に向けられている部分も多い。テレビのワイドショーなどの影響もある。ひまで、政治批評などの時間はいっぱいある、などで国民総批評家時代だ。
しかし、ニュースソースが狭い。一人に聞いたことで、頭の中はいっぱいになり、好きな論調の人の話しか理解しない。他の人の話を聞き入れない「好き嫌い」批評家がどんどん増えているような気がする。
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