2014年10月26日日曜日

松阪市議会(一般質問①)・・・「越後屋発祥の地にこだわった三越の出店を」

<松阪市議のブログより>

2003年(平成15年)に議員になって以来、年4回ある一般質問の機会をすべて生かし、今回で46回目の一般質問を108日におこないました。
仮の議事録が出来上がってきましたので、抜き書きします。
4つテーマを出しましたが、まず、三井、三越発祥の地・松阪に出店を検討していただいている三越の出店の場所についてです。
海住恒幸 本町の三井の越後屋(三越の前身)の発祥の地は「非常に印象に残るような場所として位置付けたい」と市長答弁があるが、三越の出店計画は是非実現するよう願っている。
市長は三越・伊勢丹ホールディングス社長との対談で殿町の教育委員会の建物を提案しているが、殿町より本町にこだわってほしいと思っている。教育委員会の場所は魚町の長谷川邸の前なので、三井・三越が長谷川家のほうを引き立てる脇役になる位置関係になってしまうことを懸念する。
本町の三重信用金庫跡にくる三越のライオン像との連続面も考えると、産業振興センター、松阪もめん手織りセンターのあるあたり、すなわち、越後屋のもとの場所にこだわった配置計画を、もっと大きな、2022年(平成34年)の三井高利生誕400年プロジェクトがあるかもしれないが、当面なし得る方向性についてお聞かせいただきたい。

山中光茂市長 三越・伊勢丹ホールディングス側として「のれん返し」という言葉を使いながら非常に前向きな協議を行っていただいている。社長にも用地の可能性の場所を確認いただき、300平方メートルでは少し小さい、「500」「600」ということを含め可能性を検討させていただく。
産業振興センター横の魚町別館の跡、教育委員会、翠松閣のところも一つの考え方である。三越・伊勢丹として今後の地域店舗のあり方として、新たにハコものを建てていくということではなく、できれば既存のハコを利用したいと形を考えている。
その中で官民連携で、たとえば市役所機能と店舗を共有するようなあり方も含めて考えている。三越側が思っているのは、他地域に出店する店舗とはまったく違った形で外観形成にも配慮したいということで、外観・内装、店のコンセプトをお互いに明確にしておこうと協議している。
たんなる百貨店というのではなくて、百貨店機能を持ちながら、地域の景観に合った、三井・越後屋という原点が理解されるようなものにしていこうと共有感を持って話を進めているところである。
二度とない機会だと思うのでしっかりと慎重に、この数年間において明確に誘致に向けて具体的に動き出していくことが大事だと思っている。
2022年の三井高利生誕400年は、三越誘致とは別枠で、三井発祥の地としての明確なプロジェクトを進めていくことは間違いなく重要である。 (つづく)



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