2016年3月21日月曜日

登別・市議会、委員会、議員の自己評価を実施へ

<室蘭民報より>
 
4月から登別市議会・委員会、議員の自己評価が行われる。結果がどのように示されるか注目される=合成写真
 「市民が求める政策要望を把握し、市民の代表としてふさわしい議員活動をしたか」「資質向上に努めたか」―。登別市議会(天神林美彦議長、18人)は4月、議会・委員会、議員の「自己評価」を初めて実施する。結果は5月に市議会ホームページで公表する。胆振管内の市議会で導入するのは初めて。議会・議員の「通信簿」がどのように示されるか注目される。 登別市議会の自己評価制度は、市民の議会に対する関心が低いことへの危機感があり、議会活動を自ら検証し、活性化させるのが目的。「1年ごとに自己評価することで次の年の目標ができ、議員としての意識を喚起したい」(天神林議長)意向だ。
 市議会事務局によると、道内では十勝管内芽室町、渡島管内福島町の両町議会が議会や議員の評価制度に取り組んでいるという。

 評価項目をみると、議会は「市民参画の促進を図るため、情報公開と説明責任を果たしたか」「市民との協働による議会活動の展開を図るため、市民との議論の場を設け、提案・提起などにつなげる取り組みをしたか」など。

 委員会は「議会サポーターに参考意見を求めたり、意見交換をしたりし、活動に生かしたか」「先進地視察による事例を参考にし、政策提案・提起などをしたか」、議員に対しては「市民が求める政策要望を把握し、市民の代表としてふさわしい議員活動をしたか」「資質向上に努めたか」などを挙げた。

 評価は、議員個人、議会・委員会がそれぞれ活動を振り返り、市議会基本条例に基づき設定した47項目ごとに、「◎」(達成し、さらに取り組んでいる)、「○」(おおむね達成している)、「△」(取り組んではいるが、改革の余地がある)、「×」(取り組んでいない)の4段階で判断する。

 天神林議長は「自己評価は条例の理解と順守につなげるため導入した。議会活動の活発化にもつなげたい」と意義を強調している。(粟田純樹)

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