さて、定例会が始まりましたが、議会運営委員会でいきなり私のお願いを切り捨てられてしまいました。
今回は、議案数が非常に多い議会となっていること。により、議案の質疑の絞り込みができるか否か心配だったのです。が、案の定でした。
そのこと(議案数が多いこと)自体を知ったのが、議案の概要を知らされた2月9日、参考資料等が控室に置かれたのが2月12日、議案が配布されたのが2月16日でした。
そもそも、予算と一般議案が混在して、議案数が増える第1回定例会を見越して、議案等を説明いただく方式や、時間等の工夫をするべきではないかということをかなり前から問題提起をし、さらに、議案審議に入る前に十分な検討時間が取れないことから、様々な形でお願いや、問題提起を申し上げていました。
そんな中で、主意通告をするのに、丁寧になるべくしたいと思って、通告が不可能である旨を申し述べ、善処を求めました。
私のお願いとはそのことでした。
なぜならば、会期内に設けた議案等説明の時間中には、議案に関係するすべての部の時間割をすることができませんでした。
船橋市では今定例会では、会期内に3日間がその時間です。
これは、そもそも会派が主催して、行うもので、その日程調整等はその時だけ便宜的に議会事務局が調整役を担います。
ですから、公式(認知された)ものではなく、記録も残らなければ、どこの会派で何を説明したかも全くわからない不透明な会でしかないのです。
そこで、それ以外の時間をお互いに(各部と会派)調整して説明等をしていただくお願いをした経緯がありました。
しかし、お願いした部からは、調整の申し出もいただけなく、ただただ時間が過ぎるばかりでした。
そもそも議案を理解する努力はしていました。2月15日の朝一番で、調査依頼をし、いただける資料をお願いし、それでいけるかと思っていたものが、それだけではやはり理解できず、並行して、2月17日には議長と議運の委員長に事情を説明し、主意通告を規定日に出せない旨をお伝えしました。次回議運での協議事項にするというお話でしたので、そこで、何らかの方法が見出せると思いました。
そもそも、この通告という制度ですが、長い歴史があります。
平成12年の第1回定例会の時に、私が質疑通告事項から「その他」という項目を削除したとき、また石川敏宏議員が市船の入学者選抜のことを質問したときに、「第1回定例会の質疑に関して、通告制はとっていない。」通告外の事項についても質疑できる、できない等議論を交わした経緯があります。
もちろんそれ以前からその議論はあり、まとめることが「不可能」な話であったのです。
通告不要論者は、「議案質疑なのだから。」が最大の理由です。「必要論者」はよく理解できませんし、知りませんが、市長側への答弁配慮でしょ。
私の持論は、本来は議案質疑のみならず一般質問において、主意通告はまさに一般質問においては「主意」のみ。議案質疑においては不要。です。その事務事業に関わっている答弁者は、どんな質問であっても答えられるのが本来の姿。それをピンポイントで質問内容を聞き取って、答弁を擦り合せる。なんて愚かなことでしょう。
市民の皆さんはお見通し。「どうせ出来レースじゃん」と。
やめなさい。と。僕は思っていますし、思い続けています。
想定問答を100本位作って議会に臨んでもらいたいものです。それが結果的に、担当課の事務事業のシミュレートになるからです。
僕はそのシミュレートこそが、より良い事務事業を生み出す糧になるものだと思っています。それなのに今時の職員は、前述したようにピンポイントで質問原稿をもらって、それに答弁書を用意するという全く役に立たない仕事っぷりです。
話が逸れましたが、船橋市議会ではまさにそれが実態。また議員の側も、できない事業要望などは、有権者引き付け策の一環として、先延ばし用の答弁を好んで求めます。「うんうん、それでいいよ」って。不誠実ですね。市民に。そして有権者に。
前向きに研究をしてまいりたいと存じます。
ってな答弁ですね。
さて話は戻ります。平成24年4月26日の議会運営委員会、平成25年2月25日議会運営委員会などでは私は、委員長として、主意通告について述べています。
そもそも、主意通告の提出期限を守るという秩序維持と、通告内容についての規制をするのとでは意味合いが違うのですが、秩序維持にしか議長も議運の委員長も考えが及ばなかったようです。
私は、議案等の提案の仕方(議案そのもののみならず、議案の趣旨等の議会側への相談、説明などを通じて磨き上げていくのが本来の姿だと思っていますが、その意識は一向にないようです。
私は、執行機関が議決機関である議会に議決をしてもらうという姿勢が皆無であり、しかも、「賛成議決」をするのがうちの議会だ。という姿勢があまりにも露骨すぎて「嫌気」をさしているのですが、全く意に介さないというか、平気で、突然降って湧いて、審議時間も十分に取れない中で、どさくさ紛れのような形で議決をさせられてきました。
せっかく、多くの新人議員を迎えてその悪しき慣習を断ち切ろうとしているのに、議長も議運の委員長も「そういう議案審査」をするような結論を出したのです。
私は許し難い暴挙だと思っています。
これで最終日に、議長が「慎重審議ご苦労様でした。」などと言ったらぶっ飛ばしてやりたい気分です。
他の議員さんたちは、市民に皆さんに議案の一つ一つ、予算の一つ一つを堂々と胸を張って説明をできるんでしょうか?
そして市民の皆さんから質問をされて答えることができるのでしょうか?
それができないから議会不要論などが出てきてしまうし、議員定数削減などが言われてしまうのです。
日常の会話の中で、あ~、この議員は仕事をしっかりしているなあと感じてもらえる会話ができるか否かです。
僕は、今回のお願いも、様々な要因がある「議案等説明」に関して、そしてそれらに関連して「議案」とは考える良い機会にもなったと思う問題提起、お願いをしたにも関わらず、その問題提起の意味合いさえも切って捨てた今回の結論は許し難いものであると申し上げておきます。
議員までもが、船橋市役所の仕事っぷりの典型でもある「うわべだけ取り繕う」ことを実践し始めていることにものすごい危機感を持っています。
議員個人の身分や立場ばかりを考えて、自分に投票をしてくださった、有権者の皆様の顔を見ようともしない姿勢に憤りと、その不誠実さに許し難いものを感じます。
http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-12132579910.html
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