7/5 石堂智士
なんと、傍聴の感想を書くまで、2週間も待つことになった。年を取ったせいか、我慢ができないようだ。サークル傍聴席の皆さんがどんどん感想を書かれているにもかかわらず、傍聴に行きながら書けないことは、なかなかつらい日々だった。
さて、市議会傍聴の感想に戻ります。今回も、この日は聴くぞと(自分の決めた丸々一日の傍聴に)6月23日の一般質問を聴きに出かけました。最初は、松本明信議員の質問です。この感想は、すでに高垣さん、中原さんが報告されています。議員の地元の方が10名弱来られていました。次に、大石健一議員の質問が始まりました。このとき、傍聴席左端の中段に座っていた二人の方が、空いた中央前列の真ん中に席を移動しました。傍聴席の仲間が、所沢市民大学で「緑の保全・生物の多様性」などの講師として長年力を尽くされた大堀先生とその研究仲間の方だと教えてくれました。驚きました。何が始まるのか、興味を覚えました。
大石議員は体に似合わず、市議会議員らしくいつも優しい言葉で質問をされるのですが、今日は違っておりました。礼儀作法を踏まえながらも迫力のある大きな声が出ていました。ただ困ったことに普段よりも早口で質問されたので、私の未熟な聞き取りが追いつきません。これで感想を書くことができなかったので、初めて、市議会の「録画」を見て、きちんと書きたいと思ったのです。
その前に、せっかく丸一日市議会を傍聴したので、大石議員以外の方々の感想を簡単に述べておきます。石本亮三議員は、いつも元気で質問されます。保育幼稚園課職員の時間外労働が1000時間を超えた方が2人いたことにビックリ。小林澄子議員は、待機児童や学童クラブなど熱心に質問された。植竹成年議員は、災害廃棄物処理など質疑が明快だった。私は、市政傍聴3年目の駆け出しであるが、市民は一般質問を聞くと、新聞やテレビ解説を聞くのと同じ、社会勉強になると思った。
あれから、2週間が経ちました。本当に、本当に録画が公開される日が待ち遠しかったです。毎日、市議会の中継ページを見て、大石議員の録画を探しましたが、録画作成中の表示が出て、公開されていませんでした。結局、市議会最終日、7月5日になって待望の録画を見ることができました。ブログに書き、市民の皆さんに知ってもらうニュースとしては遅すぎます。
私としては、市民の皆さん、特に所沢の緑を愛する市民の方々には、この白熱した質疑応答を市議会中継録画で見てもらいたいと、切望するものです。所沢市民は、埼玉都民の典型で、市政にあまり関心を持っていません。しかしながら、所沢の市議会は、議会基本条例など議会運営の先駆者として、全国市議会の先頭に立っていますし、見学者が多い良き市議会と言えます。いろいろな課題を通して、市政に関心を持ってもらいたいと思うこの頃です。
終わりに、この質疑応答の概要を簡単にまとめておきます。
問題の経緯は、墓地計画の工事業者が、隣接する里山保全地域に無断で立ち入り、伐採など工事作業を行ったもので、市が中止命令を伝達したのち、説明には来たが、勝手に工事を再開したもので、市の対応が問われている内容です。
質疑応答の一部を紹介します。
大石議員
「関係者を整理します。開発事業者は宗教法人大聖寺、代理者及び設計者は門設計株式会社、施工者は小沼土建株式会社でよろしいでしょうか。また、塩月行政書士事務所の塩月氏はどのような立場でしょうか。」
越坂部環境クリーン部長
「1点目は、議員ご指摘のとおりでございます。2点目の行政書士事務所の代表は、代理人でございます。」
途中省略
大石議員
「開発事業者は、今回3月に指定したばかりの里山保全地域において、無断で伐採・形状変更したこと。(みどり自然課職員)が中断したにもかかわらず、連絡もなく作業を再開させたこと。所沢市のトップリーダーとして、条例違反を犯した開発事業者に対し、どのような感情を抱いて、そしてどのような対応をする気なのか、市長にお考えをお聞ききしたいと思います」
藤本市長
「今回保全緑地の指定をした三ケ島二丁目保全地域については、当市で三か所目の指定地であり、多くの地権者の協力によって緑地の保全がなったものであります。したがいまして、誠に遺憾であります。また、今後の対応におきましては、現在、国、県、市で協議を行っておりますので、今後適切に対処してまいります。」
以上
http://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/42717337.html
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