前回「選挙カーはうるさいし必要ないのでは?」といった内容の話を描きました。
さて、そんな嫌われものの選挙カーですが、なぜ選挙になるとほとんどの候補者は選挙カーを使うのでしょうか?
それは選挙カーを使った方が効果があるから、です。
選挙になると、各候補者の選挙カーがやってくるのを待っている有権者の方、結構多いんですよ。
私は選挙カー使わないのですが、選挙後に「なんでお前は選挙カーを使わなかったんだ」「選挙期間中、小田の名前だけ聞こえなかった」と耳にタコが出来るほど言われました。
支援者の中には、自分が応援している候補者の選挙カーが来ないと怒る方もいらっしゃいます。
選挙カーで支援者宅を回るのは「アナタの事を気にかけております」と表明するようなものなのです。
それから、選挙カーの看板には自分の名前と写真を大きく載せることができます。
こんなにも大きく顔写真と名前を出せる機会はまたとないですから、選挙カーの看板の近くで演説することはものすごいアピールになるのです。
選挙カーで名前を連呼し自分を印象付け、人の集まる場所で止まって演説をする、そしてまた別の場所に移動する間は名前をアピールする、この繰り返しで町中の人に自分の名前を知って貰うのです。
また、都市部であれば駅やターミナルに多くの人が集まりますので、そこで演説を行うことで一度に多くの人にアピールすることが可能です。
しかし、そういった場所が少ない地方では、選挙カーで選挙区内をまんべんなく回ることが不特定多数に向ける数少ないアピール手段となります。
・・そういう訳で、選挙カーを使う場合と使わない場合を比較して、選挙カーを使った方がメリットが大きいと判断するからこそ、候補者のほとんどが選挙カーを使うことになるのです。
騒音なのは変わりないのですけどね。
川崎市議会議員
小田理恵子
http://gikai.me/page_1747
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