<所沢市民のブログより>
広聴広報委員会を傍聴して普段見かけないやり取りに接した。
17日、今後の広聴広報委員会の「活動と取り組み」を協議中、自民党・無所属の会に属する二人の委員が、二度に亘り退席し会派控室に戻って行った。委員会で自派の意見を説明し他派の理解を得ることができず、一旦戻って派内上席者に伺いを立て、派の意見を調整していた模様。当たり前の事だがその間20分~25分、委員長と他会派の9人、傍聴者3人は待ちぼうけとなった。
その席で、協議していたのは
議会報告会の会場として市議会の議場を使う件、
市議会だよりの「一般質問」のページ。質疑と答弁の要旨が書かれているが、質問した議員の顔写真を付ける件、
思うに、議場は一般の人が入れないわけではない。国会も市議会も見学ができる。市議会は議長がOKを出せば良く、(議会報告会は広聴広報委員会の担当だから、)この委員会が議場でやりますと決めて議長に報告すればいいだけの話ではないか。
写真を付ける件は、近時多くの市議会が市民に分かりやすくと進めている。それが決まらないのは、自民党・無所属の会派内で「一般質問をしない議員に(市議会だよりに顔写真が載る機会がなく)不公平」だと云っているらしい。一般質問をしない議員への配慮なのか…、傍聴していた3人は唖然である。
二度持ち帰ったものの、自民党・無所属の会では意見が纏まらない。他会派から「反対するのは、何が理由なのか」と問われても明解に答えない。「派内で纏まっていない、いろいろある」などと答えていた。結局、結論をだすのは先送りとなった。
発言に、制約を受けてきたのか、派内の打ち合わせが不十分なのか、「一旦持ち帰って」と中座が繰り返されると「会派代表」に疑問符が付く。
近藤議員は2期目で建設環境常任委員会委員長と云う要職を兼ね、石原議員は1期目で市民文教の委員を兼ねる。夫々選挙で選ばれた人であり人柄も悪いとは思えない。しかしこの協議はこの日に降って湧いたような話ではない。二人の対応に、傍聴していて腹が立つよりアホらしくなった。
無理なのかなぁ(とも思う)。
平成21年3月 議会基本条例が制定され、
平成22年5月 議会報告会が始まった。
広聴広報委員会は22年度に協議が進み23年度にスタートした。それまでは、確か、議会報・図書室委員会と云った。議会基本条例が制定され議会の活動がもっと市民に見えるように、また広聴機能を強化しようと改組された。
今の自民党・無所属の会の方々は22年当時の議会にはどなたも(全員・お一人も)おられなかった。云ってみれば、自民党・無所属の会の議員は、議会基本条例や広聴広報委員会の制定や改組をご存知ない。その重みも理解しておられないようだ。お取りになる行動を傍聴していて残念に思う。他派の議員は9人全員が今の議会を作ってこられた立場からか、見守っておられる様子であった。
この話は、書くのも、議員や会派の名前を出すのもためらったが、やはり猛省を促したい。猛省すべきはお二人か、同会派の一部議員か…。
自民党・無所属の会も議会基本条例の認識を深め、委員会の協議に際しては、派内で充分すり合わせて自派の対応を整えて来てもらいたい。議会人・会派の責務であろう。
記:さかぐち
http://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/42494908.html
https://gikaikaikakukawaguchi.blogspot.com/2016/02/blog-post_26.html見かけない風景に傍聴者アゼン !