<所沢市民のブログより>
今日2月27日は、議案質疑(先議)となっていた。傍聴の素人なので、先議とは何かよくわからなかった。議案質疑は、正午まで時間を余して終了したので、もの知りなO氏に尋ねた。彼の説明によると、3月市議会には、3月までの予算補正案と4月からの新年度予算案が提出されている。年度末に支払うものもあるので、予算補正を先に審議するという意味だ、と親切に教えてもらった。それで、事務局で資料を借りたとき、今日の資料が少ない意味もようやく分かった。気づきが遅いぞ、まあ年を取るとこんなものだ。
さて、正味1時間30分の短い質疑であった。質問した議員は、近藤議員、植竹議員、城下議員、谷口議員、桑畠議員、矢作議員、西沢議員、石原議員、石本議員の9名。一人の議員が、一つか二つの質問をしただけだが、4人の議員が集中して質疑した問題があった。それは、議案の資料1の30頁「埼玉県ふるさと雇用再生基金市町村事業補助金返還金」総額2,475千円に関する質疑だ。平成27年度に行われた会計検査院の実地検査で指摘を受けて、補助金の対象にならない部分を埼玉県に返還するものだ。金額は大きなものだはないが、市民の税金から返金するもので、本来はあってはならないものだ。
背景は、少し複雑である。平成22年度から補助金の対象が一部変更になり、賞与分を対象にする場合は、委託先の給与支払い規定等に明記される必要があったが、今まで通りの委託契約を結び、委託先も変更を知らなかったので、今回の検査で指摘されるまでわからなかった。つまり、国の補助金の対象変更通知を見落としたため、県にも、委託先にも瑕疵はなく、市が責任をとったものだ。2年分の賞与金額を市は負担せざるを得なかった。支払いは年度末である。ふるさと納税競争から撤退とグッドニュースから始まった市議会だったが、今日はバッドニュースだ。大変に残念である。しかし、今日は、2元代表制のもう一方の柱である市会議員の面目躍如が目立った。これからも、良き行政となるように、しっかりと指導監督をお願いしたい。
記:いしどうhttp://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/43061450.html
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