<宮代町議のブログより>
5月7日午後は、県庁敷地内にある埼玉県健康センターで行われた「町村議会議長会」主催の「議会広報研修会」に参加しました。
町村議会は、年に4回ほど(県主催2回、全国主催4回)議会報の研修が提供されます。もちろん、希望する自治体対象ですが、かなりの議会が参加します。
宮代町のように議員だけで作っているところは議員が、議会事務局の職員が作っているところは担当職員と議員の編集委員がそろって、参加し「議会だより」の技術、内容を深めます。
5人で編成する宮代町議会編集員会では、加納と金子議員が参加しました。私が昨日参加したのは、午後だけの研修だったから、という消極的なもの。全国(たいてい永田町でやる)のは2日間コース、秋の県主催のものは1日コースです。
昨日の講師は、研修ではおなじみの芳野政明先生。
議会改革から市議会でも参加
一方、市議会は研修はあまり提供されないようです。なぜなら、市議会の場合、編集委員会といっても技術的な作業はほとんど職員がやり、議員は内容を企画くしたり、チェックしたりということだから。(ほかにも理由はありましょうが)
研修に参加したり、〈クリニック〉といって、講師に研修の場で直接「ここをこうしたらいい」と指導を受けるmことをやっていると、(もっといい内容に)(もっと見やすい議会報に)と切磋琢磨するようになり、コンクールで競ったりもするようになります。
これが、町村議会の「議会だより」のレベルが高いといわれるゆえんです。
ところが、です。この頃は市議会からも研修に参加するようになりました。理由は市議会にはこういった内容の濃い研修がないこと、市議会も事務局職員も、身近な議会を目指してもっと読まれる議会だよりにしたいという気持ちが大きくなっていること、などが挙げられます。つまり、議会改革の最先端が「議会報」なんです。
昨日も、戸田市の議会が、議員(編集委員)と職員で参加し、さかんに質問していました。とてもいいことだと思います。「市議会広報は熱心でないのか。レベルが低いのか。もっと読まれる議会報にするためにはどうしたらいいのか」との質問に、講師の芳野先生は「さいたま市のように大きくなりすぎると議会報をもっと身近に、なんて難しい。が、規模の小さい自治体こそ充実させるべき。行政は立案の部分。議会は決定・評価の部分をもっと知らせる使命がある」と。
読者は議場にいない
小石の先生は言う。「読者は議場にいない。わかりやすく、かみ砕いて伝えることで自治体事業はもっと住民の身近になる」という。「採決までどんな議論になったか、白熱の論議を伝えるのも議会報の役目」
ある町の議員から「町の広報がカラーでないので、議会報をカラーにしたくても、町工法より先にするのに遠慮がある」という質問があった。
これなど、議会報に関して20年遅れている発想である。町が2色刷りだろうが1色刷りだろうが、議会報をカラーにしたければすればいい。町広報より目立って先に読まれるようになればいい、だけの話ではないか。
町広報の次に読んでもらえればいい、というくらいの意欲では、話にならない。先生は「18ページだろうが24ページにしようが、カラーにしようが、議会が決める.」「カラーが高額だというのは思い込みかも。今安くなっていますからね。議会が予算内で交渉すればいいんですよ」と。
多分、ですよ、こういうところは議会事務局がかかわっていて、議会がチョイ役なんでしょうかね~。
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