<合志市議のブログより>
昨日は、会派に属していない議員の任意の勉強会だった。
テーマは、合志市のごみ減量化対策について。
前回の全員協議会で「合志市ごみ減量対策検討業務委託」
報告書が提示されたこともあり、
今後の減量化対策の方向性について
詳しく聞いてみようということで、環境衛生課長に出席願った。
1年間という期間と、予算を使ったにしては、
これといって新しい分析と対策が出てきたわけではない、
というのが、私たちの共通の認識である。
そこで、平成21年度に策定されたと思われる(PDFに明記がない)
「合志市ごみ減量化計画」に立ち戻ってみた。
4Rの実現でごみの20%減量と謳ってあるこの計画、
改めて読んでみると、
計画策定の目的があいまいであった。
「本市のごみ排出量は平成16年度をピークに減少傾向にありますが、
現在も人口が増加していることもあり、現在の施策だけでは
今後もごみ排出量が減少するとは考えにくい状況です。
ごみ排出量の減量化を進めなければ、処理、処分費用が
かかることはもちろん、本市のすばらしい環境に
多くの負荷をかけ続けることになります」
いまだから言えるのかもしれないが。
「本市のすばらしい環境に負荷をかけ続ける」の部分が、
具体的に何を指すのかはっきりしない。
処理処分に多額の費用をかけ続け、
それが増加し続けることは目に見えている。
計画の最終年度は27年になっているが、
現状では達成の見通しは立たない所から、
今回改めて検討がなされたということだが、
データ的に実証できたことと、
当初の行動計画が基本的に間違っていなかったこと、
市民にもう一度、深く実行を促すことの必要性が
確認されたということか。
行政区単位での周知啓発や事業所に理解を求めることなど、
あとは、いかにアクションを続けられるかである。
せっかく、環境美化推進員が選ばれているので、
一段の協力を求める方策を練り上げるべきだろう。
環境衛生課の所管ではあるが、
本来、まちづくりの総合的な観点から見るべきことである。
ごみの発生は、経済の活性化と比例する部分がある。
市職員のうち、何割が自分でごみを出しに行くであろう。
一見無関係のようだが、健康福祉部の職員であれば、
乳児だけでなく、要介護の高齢者の使用する紙おむつについて、
それが可燃ごみとして出される現状に思い至らなければならない。
そういうことである。
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