川口市立川口総合高校で21日、県と市の選挙管理委員会が模擬選挙を実施し、2年生の2クラス72人が参加した。昨年の法改正で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことから、高校生らに選挙を身近に感じてもらおうと企画した。
この日はまず、選管職員が選挙の仕組みや、県内の各種選挙での投票率が全国的にも低い実態などを説明。「(候補者を応援する有権者による)電子メールを使った選挙運動は禁止」などネットに関心が高い若者向けの解説を加えつつ、「若い世代の投票率が低い。投票しなければ政治に意見を反映させられない」と選挙権の行使を呼びかけた。
模擬選挙では、市選管の職員3人が架空の「川口総合市長選」に立候補して演説。生徒らが実際に使われる投票用紙を使い、投票した。
模擬投票を体験した成澤駿(はやと)さん(17)は「自分たちの世代の意見を反映させるためにも、投票することが大切と分かった。5月に18歳になるので、今度の参議院選挙は投票したい」、江田厚美さん(17)は「模擬体験し、自分が大人になり意見が言える立場になったと感じた。選挙には行きたい」と決意を語った。【鴇沢哲雄】
0 件のコメント:
コメントを投稿