2018年5月10日木曜日

明日は文教・建設常任委員会の視察で福岡県春日市・山口県下関市に行きます。戸田市の小中学校で4月から始まった「コミュニティ・スクール」先進地です。

<戸田市議のブログより>

戸田市議会も今月に6月議会が始まりますが、議会閉会中でも、市の重要事項について取りあつかう常任委員会は動いております。

明日からは一泊二日の行程で、私が属する文教・建設常任委員会は、福岡市春日市と山口県下関市に視察に行きます。

文教・建設常任委員会は、その名の通り、戸田市の教育や建設関連のことがらを取り扱う委員会ですが、4月から市内の全小中学校で始まった「コミュニティ・スクール」制度を今年の年間研究テーマに設定し、来年2月には戸田市が取り組むべき施策について戸田市に提言を行うことになっています。

コミュニティ・スクール制度とは、その学校がある地域コミュニティに学校運営に深く関わってもらう制度です。小学校から中学校に移る時に起こりがちな不登校の主原因のひとつとされる中1ギャップを小中学校の連携を深めることで緩和したり、将来子供達が社会に出ることを視野に起きながら世の中を生き抜く力をつけさせるために地域の方に学校教育に関わっていただきながら地域ならではのカリキュラムを導入する制度です。詳しくは別途取り上げますが、私は昨年9月議会の一般質問のテーマに取り上げました。

明日から伺う福岡県春日市は福岡県で最初にコミュニティ・スクールに取り組んだ自治体。また、山口県では県内すべての小中学校がコミュニティ・スクール制度を取り入れています。

私は議員になる前から、戸田市以外の自治体ではありますが、コミュニティ・スクール制度に携わってきました。小中学校で行われる授業にも参加してきました。これまでの経験と明日からの視察で得られる知見を合わせて、戸田市のコミュニティ・制度が深まるよう取り組みます。

ところで、実は私、先日まで福岡市に帰省していました。

親が介護施設に入所するため、実家を処分することになり、このゴールデンウィークは福岡市の実家に行って親の世話と実家の片付けをやっておりました。

数年前から、帰省した時に、そう遠くない先にこのように実家に帰ることも無くなってしまう日が来るんだろうなと感じてはいました。今年に入って状況が急変して、家の売却と親の施設入居がここ数ヶ月でばたばたと決まりました。子供の頃は親の転勤で2回転校を経験した私ですが、実家がなくなるというのは自分の居場所が故郷・福岡市に無くなってしまう感じがあり、家の片付けをしながらとても淋しい気持ちになりました。

とはいえ、人の繋がりはまだ福岡に残っております。青年期まで過ごした思い出もあります。それに、この戸田市で親しくさせていただいている方の中に福岡にゆかりを持つ方がけっこういらして、その方々の存在が、戸田市で私の心を支えてくださっています。ありがたいことです。
 
統計調査の結果によると、現在、この戸田市に住んでいる方の8割は、他所から戸田市に移り住んでこられた方。

コミュニティに属し人との繋がりがあることが人の心を強く支えてくれることを考えると、この戸田市での人の繋がり、関わり、そのようなものを深めていく施策に取り組むことが私の議員としての使命のひとつだと考えております。

コミュニティ・スクールは戸田市の子供たちに、地域での絆づくり、生き抜く力をつけさせる取り組みです。明日からの視察、またここでも報告させていただきます。行ってきます。
 
 

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