2014年7月10日木曜日

所沢市議会~手話言語法の制定を求める意見書採択

<所沢市民のブログより>

 627日の市議会最終日、議運の協議が長引き、午前中は本会議が開かれずじまいであった。その日の議会の様子をひとつ。

 10時前につくと議会のロビーには15人ほどの男女が一団となり「傍聴者」のバッチを胸に開会を待っていた。中に手話を使っている方がいて何気なく見ていると健聴者と聾の方が半々くらい。
 本会議が始まらずみんな待ちぼうけの様になったが、いつの間にかこのかたたちは2526人に膨らんでいた。
 どなたも初めての傍聴らしく議会が依頼した通訳者や仲間の手話を使う人たちから色々説明を受けていた。

 聞こえてくる会話から手話言語法の制定を求めて活動をしている人たちのようだ。おそらく所沢市議会としての「国に法整備を求める意見書」を期待してここに来ていると理解した。

 午後の本会議の最終盤、市長提出の全議案が採択された後、議長が議員提案をとりあげ、吉村議員から提案説明があった。
 全部をメモできなかったが「改正障害者基本法」「手話が言語であるとの認識」「手話を学べる、使える、研究することのできる手話言語法の整備」などの説明があり「求める」意見書は採択された。

 知人に当市の議会や行政の意識は進んでいるのかと聞くと、「意見書の採択は県内では30番目あたりでしょうか、春の議会で決めた市も多いですよ」と返ってきた。

 採択時はネット中継を見ていて、議会傍聴席の様子はわからない、ともかく傍聴なさった方々は喜ばれた事だろう。
 ただ、意見書はそれが即、法制定ではない。速やかに法が整備されればよいのだが。

 所沢市議会の本会議や議会報告会には、聾の方が前もって希望すれば手話通訳者が付く。記:さかぐち
 http://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/41371537.html

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