2014年7月21日月曜日

地方議員5つのタイプ

<松阪市議のブログより>

週刊ダイヤモンド78日号に、松阪市にもしばしば出没するなど、全国の地方自治の現場をよく知るジャーナリスト相川俊英氏が、とても興味深い地方議会の議員論を書いている。
少し抜粋させていただいた。
地方議員は5つのタイプに大きく分けられる。
Aタイプ・・・特定の組織・団体や地域の代表者である。組織内で選ばれた人物なのでそれなりの力を持つが、組織利益を最優先しがちである。
Bタイプ・・・国会議員などになるためのステップとして議員になった人だ。議席は上を目指す、文字通りの踏み台にすぎない。このタイプは国会議員の秘書経験者など、弁の立つ目立ちたがり屋が多い。政策通ながらも短期間でいなくなってしまう。
Cタイプ・・・とにかく政治家になりたいという人で、「号泣県議」がこれにあたる。権勢欲や生活のためで、晴れて議員になったら、次は議員であり続けたいとなる。
Dタイプ・・・何となく議員になったという人だ。世襲やなり手がなくてしかたなくというパタ―ンである。
Eタイプ・・・地域の実状を座視できず、議員になったという人だ。使命感に基づき熱心に議員活動するタイプだが、他の議員から疎まれて孤軍奮闘するケースが多い。

地方議会で一番の多数派はAタイプで、最も少ないのがEタイプだ。
判断するのに最適なのは、全員が勢揃いしてそれぞれの考えを語る場面で、そうした機会が頻繁に設定されるとよい。いずれにせよ、5つのタイプを意識しながら議員個々をウォッチすると、見えてくるものがあるはずだ(議員によっては、たとえばAタイプからBタイプに変化したり、EタイプがAタイプに変わるといったケースもある)

「号泣県議」を嘆くばかりでは始まらない
そのために求められる議員の資質とは何か。議員個々が見識や自分の意見、政策、理念を持っていることを大前提とし、多様な意見に耳を傾けられ、冷静に話し合える器を持っていることが不可欠となる。


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