「お飾りの監査委員は要らない」と、某市議会の議員がfacebookに投稿していた。実は、私も同様に考えていたので、興味深く読みました。
統一地方選が終わり、新たな議会構成となった議会では、正副議長、議選の監査委員、常任委員会の正副委員長、一部事務組合の派遣議員、等々の議会人事を協議しているところが多いと思います。
この議員の議会では、立候補制をとっていて、全員協議会で選挙を行うという。ただし”非公開”。「なぜ立候補したか」という所信表明の機会も無いそうです。
立候補制なのに、所信表明の機会もなく、非公開の選挙とは…これでは何のために立候補制を行っているのか…小中学校の児童会や生徒会選挙の方がはるかに民主的です。
地方自治法(第百九十六条)で、議選の監査委員を出さなければならないことになっているが、私は、代々の監査委員を見ていて、この条文は改正した方が良いと、ずっと思っています。何代か前の制度調査会でも見直しの意見も出ていたのに、どういうわけか最近は聞こえない。反対する人がいるのかも・・・
facebookに投稿した某議員は、元某市の職員で、「職員時代から『議会選出監査委員は全然怖くない。』と思っていた。たまに、見当違いな質問が来て苦笑する事はあっても、『これ指摘されたらやだなあ』と思うような質問は聞いた事がなく、民間選出の委員が一生懸命監査している横で『早く終わらないかな〜』という感じの方が多かった
」と書いています。
更に、「監査となった議員も『名誉職』みたいに思っている人が多いように感じます。 でも、監査委員は、市の予算執行、収入、支出、契約、財産管理などの財務に関する事務及び経営にかかわる事業の管理又は事務事業が適正かつ効率的に行われているかなど行政運営全般について監査を行う重要な役割を担っています。
なので、実務にもある程度精通している必要があります。」とも。
この記事を読んで「やっぱりそうか〜」と確信をしました。
現場を知る人の意見は、説得力がありますね!
八潮市の場合は、議選の監査委員人事は、市長提案で行われます。しかし、その議案が出て来るまでには、大会派を中心として、正副議長、監査委員等の人事について駆け引きが行われた末、議案となって出てきているというのが実態でしょう。なので、私のような一人会派や共産党などは、こういった人事案は議案となって出てきて初めて知る訳です。それまでは蚊帳の外。
しかし、某市のように立候補制をとれば、どういう内容か事前に分かる。
非公開、所信表明がないというのは考えものだが、立候補にすることは、少なくとも今の八潮市議会のやり方よりは良いかもしれない。
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