2015年5月30日土曜日

市議会改革度、過去最高順位に 釧路、北海道内の市で首位

<北海道新聞より>

 【釧路】釧路市議会は27日、記者会見し、早稲田大マニフェスト研究所(北川正恭所長)が全国の地方議会を対象に行った「議会改革度調査2014」で、過去最高の54位に選ばれたと発表した。前年より186位順位を上げ、道内市議会の中で初の首位となった。議長交際費の公表や出前議会報告会などの取り組みが評価された。

 調査は議会の「情報公開」「住民参加」「機能強化」の3項目を点数化し、順位づけしたもので今回が5回目。初年度の10年は589位で、11年に140位に上昇したが、12年は217位、13年は240位にとどまっていた。

 釧路市議会は11年、議会基本条例を制定し、改革を本格化させた。議会報告会が住民との対話型に発展してきたことや、地元大学との意見交換会の開催、フェイスブックの開設などの取り組みが奏功し、「住民参加」が前年の370位から23位に上昇。政務活動費の領収書を今夏、インターネット上で公表することも評価された。

 会見で月田光明議長は「4年にわたる改革の取り組みについて高い評価をいただいた」と述べた上で、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられる見通しが強まっていることを受け、夏休み中にも中学生対象の模擬議会を検討していることを明らかにした。

 調査は2月上旬に全地方議会を対象に行い、84%に当たる1503議会から回答を得た。道内の町村議会では通年議会や議会モニター制度などを行っている十勝管内芽室町議会が初の全国1位に選ばれた。(瓦木毅彦)


 

 

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