2015年9月30日水曜日

見える市議会へ工程表・・・大津市議会

<読売新聞より>

◇がん対策など大津11課題
 大津市議会は、2019年春までの任期4年間で取り組む議会活動の実行計画をまとめた「ミッションロードマップ」を策定した。市民に分かりやすい議会を目指して全会派が協力し、制定を目指す条例やその時期などを具体的に明示した。市議会局によると、全国でも例のない取り組みという。(池内亜希)
 
 ◇全会派で達成目標「市民との約束果たす」
 市議会では10年以降、質問方式の見直しや大学と連携した政策立案機能の強化などの議会改革に取り組み、今年3月には、議会基本条例を制定した。
 4月の改選以降も、全国で不正支出などの問題が相次いだ政務活動費について、領収書をホームページで公開することなどを決めた。さらに、市民に「見える」議会を目指そうとロードマップ作成に着手。全8会派の代表らでつくる「政策検討会議」(座長・竹内照夫市議)を5回重ね、25日の議会運営委員会にて決定された。
 ロードマップには、取り組むべき11の項目を達成する時期とともに記載した。その選定にあたっては、各会派から提案された44の項目を、「議会全体で取り組むべきか」(共通性)、「市民生活への影響」(市民性)など5つの観点に基づいて点数化し、上位から決めた。
 まず今年度は、「がん対策推進基本条例(仮称)」の制定を掲げる。がん予防や早期発見を推し進めようとするもので、来年の2月通常会議での提案、成立を目指す。17年度までに、防災や景観などの視点で土地利用の方針をまとめる「土地利用基本条例(同)」、18年度までに、市の特性を踏まえた公共交通の方針を定める「交通基本条例(同)」の制定も挙げている。若者を対象にした投票率向上を目指す施策にも取り組む方針だ。
 議会改革では、正副議長の立候補制導入を明記し、今年度中に方法などを決めた後、来年の改選から始める見通し。また、18年度中には、政策形成の過程に市民が参加できる仕組みを検討するとしている。
 ロードマップの進捗しんちょく状況を議員自らが検証するほか、最終年度には、外部有識者による評価も計画する。
 25日に行われた記者会見で、政策検討会議の竹内座長は「ロードマップの策定により、市民から監視の目が向けられることになる。市民との約束を果たしていきたい」とし、津田新三議長は「開かれた議会を目指し、この4年間、能動的に取り組んでいきたい」と力を込めた。
 ロードマップは、市議会ホームページなどで見ることができる。
 

2015年9月29日火曜日

川口市議会各会派との「意見交換会」開催

川口市議会各会派&無所属議員との「意見交換会」を開催しました。
対話を重視する当会としては、これまでも議会関係者(会派、議員、議会事務局)との意見交換を行ってきたが、会派&無所属議員との打合せは5年振りです。

9月18日:川口新風会(4名)、9月25日:無所属議員(2名)との会合では、低投票率対策を中心に議会改革などザックバランに率直な意見を述べ合い、有意義な時間(1時間強)を持つことが出来ました。尚、当会から4名が参加しました。

今後も定期的に(年4回程度)開催する予定ですが、双方がメリットを感じる関係を継続したいと思います。

尚、他会派との意見交換会は今の時点では未定です。

2015年9月28日月曜日

決算審査準備始まる。


<名古屋市会議員のブログより>
 
議会には年間を通してさまざまな議案が提出され、議員による審査が行われる。そうした議案の中でも重要なのが「予算」と「決算」だ。今日は特に「決算」について、申し述べたい。

名古屋市では出納閉鎖後、決算書が作成され、監査委員の審査意見を付けて9月議会に前年度の決算認定議案が提出される。議会における審査の中で、予算審査時に指摘や意見、要望、付帯決議等があったものが、実際にはどのように執行されたのか、また、平成26年度に執行した事務事業について、必要性、妥当性、達成度、費用対効果などの観点から、議会が評価し、その結果を今後の行政の事務事業の点検、改善につなげ、さらに翌年度の予算編成に反映させることが求められている。

私が初当選した20数年前は、「どうせ使っちゃったお金だから、今さら何を言ってもしょうがない。」と、決算審査を軽視する傾向があったが、事業を手掛けた担当者の評価という一方向の内部評価のみの行政評価ではなく、議会や議員という異なる観点からの行政評価を併せて行うことは多面的な評価が期待できるだけでなく、議会が独自の事業評価を行い、その問題点を明らかにし、行政側に次年度予算において反映をさせることは、議会本来のチェック機能を発揮することにもなる。


自民党市議団では、各常任委員会ごとに決算審査に向けた勉強会が始まった。私が所属する都市消防委員会に置いても所属自民党市議が集まり、決算書の説明会をおこなった。今後、集めた資料に基づき関係常任委員会ごとに所属議員が集まり、決算の問題点の整理や課題等について議論を行い決算審査に臨むことになる。

 平成26年度名古屋市各会計決算審査日程
102()から1014()

http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/2285346.html

2015年9月27日日曜日

選挙公報をHPに再掲載を


<矢板市民のブログより>
 
選挙公報は、住民の代表を選ぶための重要な情報源である。この選挙公報が、選挙が終了したらHPから削除される自治体が大部分である。この状況に対して、市民団体などから「候補者が公約を守っているかどう点検できない」などの批判があり、総務省は、選挙公報を投票日以後HPに残さず削除を求めてきたのを、方針転換して選挙公報をHPに保存することを認める通知を道府県選管にした。

 特に、私たち地方議員の活動評価をしているものにとっても、議員が公約の実現のため一般質問などで求めてきたかを評価するために、選挙公報のHPに保存されることは必要である。また市民のとっても、議員が公約のために活動していかを観るために、選挙公報のHPに保存は当然である。

 そこで、この機会に、選挙公報をHPに保存していない自治体は、HP選挙公報を再掲載、又はしていなかった自治自体は、掲載するよう要望するものである。

 参考に、栃木県内自治体における選挙公報をHPに保存しているか、いないかを調べたところ(27,9,22)HPに掲載している自治体は、野木町、真岡市、さくら市の3自治体である。

同時に、私の住んでいる栃木県矢板市選挙管理委員会にHPに選挙公報を掲載するよう要望しました。

参考記事

 総務省、選挙公報をネット保存 批判受け、削除方針転換 琉球新報27,5,31

 「選挙のネット活用にYES政治家の言いっ放しにNO」 選挙公報.COM

 議員の「その後」をチエック 選挙公報、投票後もHPに 朝日新聞 27.7,28
 議員通信簿 相模原議会を良くする会 27,2,2

http://blogs.yahoo.co.jp/miyazawaakio1630/68808558.html

2015年9月26日土曜日

9/24 きょう、9月定例市議会の討論・採決






<朝霞市議のブログより>
 
本日、9:00~市議会の9月定例会最終日です。
平成26年度の決算、今年度の補正予算、マイナンバー関連の条例改正、新教育委員会制度に関連する条例改正、新しい朝霞市の総合計画の審議会と議決に関する総合計画条例などの討論、採決を行います。

また、私からは、総合計画条例の議決を、事業内容にまで含む修正案を提出しており、審議されます。

おおむね11:00頃までは4つの常任委員会の報告が続き、その後昼食をはさんで平成26年度の各決算審査の討論・採決
午後から補正予算と各条例改正などの討論、採決が行われます。
また、安全保障法関連の意見書も出される見込みで、その提案、質疑、討論、採決も行われます。

傍聴 もできますし、インターネット中継 も行われます。録画公開は後日公開になります。

今回の条例改正は、総論反対、各論必要な内容で、非常に判断に迷うものが多くあります。
 


2015年9月25日金曜日

活動の特徴は「情報発信」


当会の活動の特徴は「情報発信」です。

平成21年6月の設立と同時にホームページを開設、タイムリーに更新しています。

毎日更新するブログ(全国の議会改革関連情報を拾い集めたもの)、毎月発行のメールマガジン、平成25年8月から発行している「川口市議会だより」などです。

「情報共有」の源になる「情報発信」、今後も継続するつもりです。引き続きご支援くださるよう宜しくお願い致します。

2015年9月24日木曜日

川口市議会9月定例会、一般質問を終えて

川口市議会9月定例会、一般質問は9月10日、11日、14日、15日の4日間開かれました。
登壇した議員は14名、川口市議会の定員は42名ですから一般質問を行ったのは3分の1と言うことになります。これで二元代表制における議会の役割を果たせるのでしょうか?
二会期通算制(定例会での一般質問は連続して出来ない。つまり1回休み)の独自ルールが立ちふさがっているのです。この制度を廃止すべきと主張している会派(川口新風会)もあります。

一方、質問方式は、一問一答方式が11名、一括質問が3名と傍聴者にとっても分かり易い一問一答が浸透しつつあります。
傍聴席に上り下りする階段が狭いことを考慮して(傍聴者の入れ替えに時間がかかる)、質問者の交替時に休憩時間(10分程度)を入れたのは賢明な対応でしょう。





2015年9月23日水曜日

川口市議会「議会改革推進委員会」会議録、情報公開請求で入手

7月22日に開催された、川口市議会「第1回議会改革推進委員会」会議録を公文書公開請求(有償:230円)で入手した。
会議録は、当会のホームページにアップしましたので、ご確認ください。
http://gikaikaikaku.web.fc2.com/temp/etc/gikaikaikakusyouiinnkai20150722.pdf
相変わらず発言者(会派名)は、マスキング(委員長及び議会事務局を除く)されたままです。
第1回委員会では、各会派が提出した検討項目の説明でしたが、内容・項目数もマチマチ、本気で『議会改革を推進する』つもりなのか?疑問が湧く会派もあります。

◆参考に「検討事項等提案一覧(会派別)」をご紹介します。

2015年9月22日火曜日

県議政活費の検証確認 議会改革検討委が初会合

<読売新聞より>

佐賀県議会の「議会改革検討委員会」が10日、初会合を開き、領収書の添付が不要な活動諸費(1日3000円)など政務活動費の運用について検証することを確認した。
 会議は非公開で行われ、委員長には桃崎峰人・議会運営委員長(自民党県議団)が選出された。桃崎委員長は会合終了後、記者団に対し、「活動諸費も含めた政務活動費全般を検証する。今後、(その他の議会改革が)必要という意見があれば検討したい」と話した。
 地方自治法で規定されている政務活動費の原資は税金で、県議1人当たり月30万円が会派ごとに支給され、余った額を県に返還する。
 検討委が2011年度に設置された際、使途基準を見直し、国内の日当を廃止する代わりに活動諸費を新設した。しかし、市民団体が今年8月、「活動諸費は領収書を添付せず、活動実態も不透明。議員報酬を二重取りするための方便」などとして廃止を求めた。
 一方、検討委を巡っては、〈1〉超党派での県民への議会説明会の開催〈2〉議員提出の政策条例の増加に向けた検討〈3〉一般質問をまとめて行う総括方式から一問一答方式に変更――などの改革は今のところ、テーマにならない見通しで、納税者からは不満の声も出ている。
 

2015年9月21日月曜日

議会基本条例の制定、700本を超える

自治体議会改革フォーラムの調査によれば、議会基本条例制定状況は、全国で701自治体(39.2%)です。
内訳:道府県30(63.8%)、政令市15(75.0%)、特別区2(8.7%)、市415(53.9%)、町村239(25.8%)

<埼玉県内の制定自治体>:21自治体
埼玉県さいたま市(2009年)
埼玉県熊谷市(2015年)
埼玉県所沢市(2009年)
埼玉県飯能市(2012年)
埼玉県本庄市(2013年)
埼玉県東松山市(2011年)
埼玉県春日部市(2012年)
埼玉県蕨市(2015年)
埼玉県戸田市(2012年)
埼玉県和光市(2010年)
埼玉県富士見市(2011年)
埼玉県三郷市(2012年)
埼玉県坂戸市(2012年)
埼玉県幸手市(2014年)
埼玉県鶴ヶ島市(2009年)
埼玉県伊奈町(2013年)
埼玉県三芳町(2010年)
埼玉県嵐山町(2011年)
埼玉県ときがわ町(2008年)
埼玉県宮代町(2011年)
埼玉県杉戸町(2015年)
 
※議会基本条例制定状況(自治体リスト)http://goo.gl/Or6Sf1
 
2006年~2014年の推移グラフはこちらです。
 
 
 

2015年9月20日日曜日

議会改革、本気度いかに 特別委設置、実効性が焦点

<西日本新聞より> 
 
 福岡市議会は9月定例会最終日の18日、議会改革に関する調査特別委員会を設置する。全国20政令市で唯一、常任委員会の採決時に傍聴人を退出させる慣習の是正など「開かれた議会」に向け、実効性ある改革となるかが焦点。選挙権年齢の引き下げも踏まえた投票率の向上策、請願や陳情の取り扱い、議会基本条例なども議題となるが、個別案件への姿勢は会派間に温度差もある。論点を整理する。
 採決時の公開は、最大会派の自民党が是正の方針に転じている。長く「賛否の立場を明確にすると市民の反発を受けかねない」と公開に否定的だったが、見直しを求める市民団体の請願などが相次いでいた。
 4月の市議選の投票率は過去最低の40・81%。とりわけ若年世代の低さが際立ち、来夏の参院選からは選挙権年齢が18歳まで引き下げられる。全国の地方議会が低投票率にあえぐ中、いかに市民の関心を高めるかは知恵の絞りどころだ。
 市民団体などからの請願の扱いは、4月の改選までの1期4年間、採択か不採択かの判断を避けた結果、8割が廃案となり批判を集めた。だが「採択できなくても紹介議員の顔を立ててあげないと」と採決を避けたがる姿勢は根強い。
 議会基本条例は、与野党5会派が制定を求めているが「条例で何が変わるのか」と実効性を疑問視する声もある。
 特別委は「実効性とスピード感のある改革」を目指す。ただ、「枝葉のものばかりで根本的な議題がない」(与党市議)との声もある。市側による議案の事前説明に代表されるなれ合いからの脱却、平日働く人が傍聴しやすい夜間休日の議会開催…。真の「開かれた議会」に向けて考えるべき事項は多い。特別委は、福岡市議会の本気度が問われる第一歩となる。

http://www.nishinippon.co.jp/feature/local_councilor/article/195936

2015年9月19日土曜日

一般質問初日6人!終了

<蓮田市議のブログより>

16日の一般質問は、私も含め6人の議員でした。朝9時からでしたが、終了時間は、5時を過ぎてしまいました。9月議会の一般質問通告者は15人だから、通常は5人、5人、5人の三日間・・・・・になるはずですが、なんと今回は、6人、5人、4人という変則シフトになったようです。何故?

議会運営委員会の委員に「何故こうなったのか?」と聞きました。すると

保守系の会派から「18日は用事があるから、早く終わりたい」という要望があったそうです。

その用事というのは、

その会派のメンバー、議長、副議長、執行部、議会事務局???etcで飲み会をやる・・・・・・・ということらしい。

えっ!

議会より、飲み会優先??   そういえば、飲み会参加者は、一般質問通告を出していない人の方が多い!

昭和の時代の話ではありません。今の蓮田市議会の現状です。議員は議場が勝負の場所と私は考えています。だからお酒は大好きですが、不要な、ただの飲み会には参加していません。

しかし、議場より酒の席が重要な人もいる・・・・・・・??

http://sawayaka-yutani.blog.so-net.ne.jp/2015-09-16

2015年9月18日金曜日

武蔵野市議会 辺野古新基地の建設を強行しないことを求める意見書可決

<武蔵野市議のブログより>

武蔵野市議会は、9月16日の本会議で「地方自治の尊重を政府に求める意見書」の提出することについての議案が審議され、18対7の賛成多数で可決した。

 反対した会派は、自民・市民クラブの7名のみ。民主生活者ネット、空、公明党、共産党、無所属の議員が賛成した。

 意見書は陳情が議会に提出された、
先の総務委員会で可決されたことにより、議会として政府に提出するもの。

 賛成にあたっての民主党生活者ネットによる賛成討論と意見書文は下記(正式には議事録を参照)。

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 <民主生活者ネット賛成討論>

本意見書の趣旨は、地方自治の尊重し基地建設を強行しないよう政府へ求めるものであり、自治体議会として賛成をすべきと考え、賛成をするものです。

その理由のひとつは、ご存知のように地方分権一括法により、国と地方とは対等の関係となったことを考えれば、地方は国に対して積極的に意見を言うべきであり、国が決めたことへ地方が意見を言ってはならないと自粛する必要はない。また国は、地方の意見を無視してはならないと考えるからです。

地方の意見を言えないというのであれば、もし、この武蔵野市に基地をつくると国が言い出した場合、国へ意見を言ってはならないのかとなります。

陳情審議のさい、武蔵野市に米軍機が墜落した場合、どのようになるかの質問がありました。明快な答弁はありませんでしたが、日米地位協定により、米軍は日本のどこでも自由に封鎖できるとあり、武蔵野市だけではなく日本国政府も手が出せないのが実情です。

2004年8月の沖縄国際大学での事故以降、日本政府と米軍は、日米地位協定の運用を見直し、日本側の原因究明に配慮するケースも出てきました。

とは言え、2013年12月米国、国務省ハーフ副報道官は地位協定の改定には応じないと明言し、日本政府と米軍の当局者は、「共同」で無許可者の立ち入り規制を行うと改定されただけで、墜落した機体の残骸や破片を「米軍の財産」と見なし、日本政府や自治体の警察・消防が手を出せないことに変わりはなく、本質は今でも変わっていません。相模原市にある米軍施設で今月に起きた爆発火災、先月にあったうるま市で訓練中の米軍ヘリコプターが墜落した事故のいずれも、原因究明は日本側では行えない状況です。

武蔵野市の上空は、横田空域とされ日本の民間機が自由に飛べないのに米軍機は自由に飛べることもあり、沖縄ほどとはいえないものの、基地や米軍機への不安は同じようにあります。輸送機の部品落下事故が頻発していることを受け、東京都知事と周辺6自治体は要請活動を続けています。

米軍基地問題は、武蔵野市民にとって、決して他人事と考えるべきではありません。国は住民や地元自治体、議会の意見を尊重すべきです。

理由の二つ目として、意見書の提出を求める陳情には、辺野古に新基地を建設しなければならないのでしょうか、との問いかけがあったように、新基地が必要なのかと疑問を持つからです。

外交・安全保障は国の専権事項であり、国民と地方議会は静かに見守れとされてきました。しかし、国全体で考えるべき重要なことであるならばなおさら、基地のない武蔵野市民も沖縄に基地を押し付けてきた側の人間として真剣に考えなくてはなりません。


普天間基地のある宜野湾市では、市が独自に米軍の計画を調査し、沖縄海兵隊のほとんどをグアム島に移転する計画があり普天間基地も辺野古もほとんど必要ないと指摘しています。
米太平洋海兵隊司令官のインタビューから沖縄から戦地へ運ぶ輸送手段がないことが分かり沖縄に海兵隊を配備する必然性はないとの指摘も考えれば、そもそもは普天間基地自体が不要となります。

さらに、辺野古への新基地建設は、普天間基地の危険除去のためだとされていますが、沖縄県公文書館に保管されている「海軍施設マスタープラン」を沖縄の研究者が調べたところ、1966年時点ですでに辺野古に軍港をつくり、弾薬庫を設け、2本の滑走路を持つ基地構想があったことが分かっています。

つまり、1996年のSACO(沖縄に関する特別行動委員会)合意に基づいて「普天間返還」が決定し代替施設として辺野古に新基地を建設することになった。普天間基地による危険除去するために辺野古移設が出てきたように聞いてきましたが、辺野古新基地はベトナム戦争当時からあったプランであり、普天間基地の縮小どころか拡充になってしまうことになります。

辺野古のある名護市の稲嶺市長は、2014年11月にオバマ米国大統領に新基地建設の断念を求める書簡を送付していますが、その書簡には、県民を対象にした世論調査では、70%以上が新たな軍事基地の建設に反対していて、キャンプ・シュワブのゲート前や周辺の海上では、連日多くの人々が海上保安庁や防衛局の強権的で違法とも思える取り締まりの中で抗議の声をあげていること等を日本政府からきちんと伝達されているでしょうか、と問いかけていました。

そして、民主主義国家の先導者として、この問題と真摯に向き合い、私たちの子や孫たちが当然享受すべき輝かしい未来を取り上げないでくださいと記しています。

民主主義とは、民意を尊重することです。日本が民主主義国家であれば、まずは沖縄県民の民意を尊重して、沖縄の基地をどうすれば減らせるのか、県民の負担が少なくなるのかを政府は第一に考えるべきです。そのためにまずは辺野古新基地の建設をすべきではありません。まして、強行することはあってはならないことです。

このように考え、賛成討論とします。


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<地方自治の尊重を政府に求める意見書>
地方自治の日本全土の0.6%の面積しかない沖縄に、在日米軍の専用施設の74%が集中しています。先日も起きた米軍機の墜落や繰り返し発生する米兵の女性に対する暴行事件など、沖縄県民はこの米軍基地に苦しめられ続けています。

沖縄が、第二次世界大戦において本土防衛の捨て石とされ、総人口の5分のlにあたる12万・人の民間人が地上戦で犠牲となり、戦争終結後も1972年の本土復帰まで27年間、米軍の軍政下に置かれてきたことを考え合わせれば、これ以上の犠牲を沖縄県民に押しつけることは許されません。

ところが、日本政府は、「世界一危険な基地」である普天間基地の返還のかわりであるとして、辺野古に新基地建設を決め、昨年11月の沖縄県知事選挙や暮れの衆議院議員選挙で、沖縄県民から、はっきりとした基地建設反対の声が示されたにもかかわらず、その建設を強行しようとしています。

普天間基地も、もともと沖縄県民の土地を一方的に取り上げて作られたものです。それを返還するからと言って、どうして、ジュゴンやアオサンゴ、260種以上の絶滅危倶種を含む多様な海洋生物が生息する辺野古・大浦湾を埋め立て、環境を無残にも破壊して、辺野古に新基地を建設しなければならないのでしょう。

沖縄戦の最大の教訓は、「軍隊のいるところで住民は戦争に巻き込まれて死ぬ」というものです。新基地建設による基地強化は、沖縄県民を再び戦争の惨禍に巻き込む危険性を高めます。また、繰り返し示された沖縄の民意を踏みにじって、辺野古基地建設を強行することは、地方自治の侵害と言わざるを得ません。

よって、武蔵野市議会は、貴職に対し、地方自治を尊重し、辺野古新基地の建設を強行しないことを求めます。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
http://blog.livedoor.jp/go_wild/archives/52436389.html

2015年9月17日木曜日

松阪市議会9月定例会 会期中に市長選挙

<松坂市議のブログより>


新聞 006
    913日付・中日新聞

松阪市議会9月定例会と市長選・市議補選の日程
<9月>
7日 本会議、決算調査特別委員会
10日 本会議 質疑
11日 総務企画分科会
14日 環境福祉分科会
16日 建設水道分科会
17日 文教経済分科会
25日 決算調査特別委員会

27日 市長選・市議補選告示

29日 本会議 決算調査特別委員会委員長報告、議員間討議・討論・採決 
     山中市長、最後の議会。退任挨拶

30
日 山中市長、退任

<10月>
2日 本会議(市長の職務代理者出席)

4日 市長選、市議補選

8日 本会議 新市長、議会への初出席
          議案質疑(新市長への質問も可
9日 本会議 (新しい市長への)一般質問(以下、同様)
13日 本会議 一般質問
14日 本会議 一般質問
15日 環境福祉委員会、文教経済委員会
16日 総務企画委員会、建設水道委員会
20日 本会議 議決

松阪市議会の9月定例会は、9月7日に始まって、10月20日までの44日間の会期で行われています。
異例と言えば、そのあいだに山中光茂市長が辞職(9月30日)することから、9月27日告示、10月4日投票の日程で市長選挙と市議会議員補欠選挙(欠員3を補充)が行われます。
したがって、9月定例会の会期中、前半と後半では異なる市長が議会に登場するということになります。

9月議会前半戦は、17日まで決算調査特別委員会の4つの分科会(4つの常任委員会を充てる)が、一日一分科会ごとに審査。それぞれの結果を25日の決算調査特別委員会に持ち寄り、各分科会長による報告。議員間討議、討論、採決を行い、29日には本会議に戻します。

10月2日には、市長不在のため職務代理者のもとで追加議案の提案があり、市長選、市議補選終了後の8日に議案質疑。このときには新しい市長が答弁席に、補選で選ばれた3人の議員が議席に着きます。

9日と13日、14日には、4日の補選で選ばれたばかりの3人の議員も含めた中での一般質問があります。答弁するのは新市長です。
15日、16日は欠員を埋めた常任委員会、20日の最終日へと向かいます。

2015年9月16日水曜日

審議会・協議会などの市民委員、「公募」のあり方について


 <所沢市民のブログより>

910日、一般質問で矢作議員が市の「審議会・協議会の公募のあり方」を質していた。

(要旨、聞き間違いもありえます)

Q 市民から、「審議会の委員に参加しようと募集に注意していたが、公募は行われず参加できなかった」の声。市民参加は「無作為抽出」を中心に行われることになったのか。

A 市民参加条例に、公募は無作為抽出を含んでいる。

Q 市政に関心ある市民が参加できるようにすべきでは。

A 市民の参加する権利を奪っているのではない。

Q 無作為抽出のデメリットとして、(市から説明を受ければ)意見が行政サイドに寄るのではないか。参加したい人と無作為抽出の半々にしてはいかがか。

A 審議会の内容によって専門的なものは、公募と使い分ける。

Q 参加したい人が除かれるのではないか、他の自治体ではその検証をしている。

A 従来と異なる方法を取っている~検証も要る。

指摘のデメリットは当たっているのではないか。審議会などに参加した時、持論の有無、それまでの市民参加の経験の有無でなどで、諮問された内容の判断・意見は異なるだろう。

市政に参加経験のない人から広く新たな意見を聞くことは重要だが、説明を聞いて一から学ぶのでは、課題を理解した頃には審議会が終わっていても不思議でない。

また誰でも知らない分野に意見を述べるのは難しい、発言を控えてしまう事はないか。無作為抽出も「公募」に違いないが、未経験の人ばかり集めてと云うのはいかがなものか。

一例をあげると、審議会ではなかったが「市の仕事評価」に無作為で選ばれた市民委員の多くは、その前年に行われた「事業仕分け」時の仕分け経験者や行政を知る他市職員のように厳しい事を云わず「勉強になった」と話す人が多かった。市民の勉強は良かったが、市は市民の評価を聞く折角の機会を活かせたと思えなかった。

審議会などに参加したい人が除外されるのは好ましくない。また希望者ばかりと云うのも無理があり、常に同じ人が参加している場合はプラス面もマイナス面も有るだろう。が、それでも、市政に「市民参加」は時の流れ。市民委員の半数あるいは少数でも審議会などに参加経験を持つ人がいれば、議論が弾み答申の内容が深まるのではないだろうか。

市は市民参加のありようを前向きに検証するべきだ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/42226323.html
 

 
 

2015年9月15日火曜日

大和郡山市:遠のく「開かれた議会」 ネット配信など議論先送り 優先審議の定数4減、継続審査に

<毎日新聞より>

 報酬日本一(人口5万〜10万人の市)の大和郡山市議会で、議会改革を巡る議論が今年4月の改選後も一向に進まない。今春の選挙では定数を24から22に減らしたが、効果を見定めないまま6月議会にさらに4減らす議案が提出された。議会改革特別委は定数減を優先審議し、9日の委員会で今議会は継続審査と決定。本会議のインターネット配信など「開かれた議会」実現に向けた具体的な議論は先送りされている。【熊谷仁志】
 全国市議会議長会の調査(2014年12月末現在)によると、大和郡山市(人口約9万人)の議員報酬は月額56万円で、人口5万〜10万人の全国267市区の平均38・74万円を上回り、20万〜30万人の市区平均55・24万円よりも多い。
 一方で、議会改革の取り組みは遅れている。全国の9割以上の市議会が単独発行する「議会広報」はなく、議会報告会も実施していない。本会議のネット配信をしていないため、市民が議会の審議内容を知るには平日昼間に議会を傍聴するか、3カ月以上後に公表される議事録を読むしかないのが実情だ。本会議での質問は議論が深まり、傍聴者にも分かりやすいとして導入が進む一問一答形式は採用せず、複数の問いをまとめた質問を3回まで行う一括方式だ。
 ネット配信や質問方式の変更には、施設整備や議席へのマイク設置などが必要。議員からは「庁舎新築が検討されている中、改修には二の足を踏む」との声もある。ただ、議会事務局が示す概算費用は、ネット配信の初期投資は約100万円、年間の経費約130万円で、市民からは「捻出できる額」との声も根強い。
 議会独自の広報作成、本会議のネット配信、質問方式の変更は、改選前の議会改革特別委でも議論されたが、結論は「現状維持」のままだった。
 今年4月の統一地方選後、市議会は6月議会で改めて議会改革特別委を設置。情報発信力の向上▽真に開かれた議会の構築▽議会基本条例制定−−をキーワードに掲げた。一方で「選挙中に定数の更なる削減を求める声は多かった」として、定数4減の条例改正案が議員提案された。付託された特別委は「定数4減案に結論が出るまで他の審議に入らない」ことを申し合わせた。
 特別委は9日、7月3日と8月26日に続く3回目の委員会を開催した。改選後の定数2減で4常任委のうち二つを掛け持ちする市議が2人出た影響も含め、定数4減については「県内の他市議会の状況なども参考にし、さらに協議が必要」との認識で一致した。こうした状況について、議会関係者から「定数4減案は改革議論を遅らせることを最初から狙った高等戦術」との声も出ている。
http://mainichi.jp/area/nara/news/20150910ddlk29010608000c.html

2015年9月14日月曜日

9月議会の一般質問

<所沢市民のブログより>


所沢市議会で昨日(98日)から一般質問が行われている。この議会では25人が質問する。議長・副議長・議運長の三人を除くと、質問しないのは5人だけ。

一般質問は各々の議員が広く市政に関して、報告や説明を求めたり、疑問をただしたり、提案を行ったりする。他市の方と話すと所沢市議会の質問者の多さに驚かれるが、議員が問題意識を持たれるのは当然のことであろう。

日程の関係で質問時間を他の議員に譲られたのかもしれないが、先の5人の方にも、絞り込んで、一問でも質問して欲しかった。特にいつも良い質問をなさる中村、西沢、吉村のお三方の声が聞けないのは寂しい。

市民としてはよい一般質問と 分かりやすい市の考えを聴きたい。

午前を終えて、あと18人。残る方の質問にも期待しよう。
                                                                                           記:さかぐち


http://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/42219564.html

2015年9月13日日曜日

荒尾市議会、初の夜間開催

<西日本新聞より> 

荒尾市議会(定数18)は開会中の9月定例会で、議員と市執行部が市政課題をめぐって議論を深める一般質問を、25日午後6時から開く。市議会事務局によると、夜間議会の開催は同市では初の試み。
 4年前から取り組む議会改革の一環として、多くの市民に議会の活動を知ってもらうとともに、市政への関心を高めてもらうため、傍聴しやすい時間帯での実施を決めた。
 荒尾市議会の一般質問は通常、平日の午前10時から午後5時ごろまで行われる。これに対し市民からは、サラリーマンや学生でも傍聴しやすい夜間や休日の開催を求める声があったという。このため、市職員の夜間勤務に対応する時差出勤制度が7月に導入されたこともあり、一般質問2日目に当たる25日(金曜夜、3時間程度)に、試験的に夜間議会を開くことにした。
 25日は3議員が市民病院建設計画や荒尾干潟ビジターセンター(仮称)建設計画、空き家対策などについて質問し、山下慶一郎市長ら市執行部が答弁する。傍聴席は定員80人。小田龍雄議長は「重要な市政課題をめぐる市議会での議論に、幅広い層の市民に触れてほしい」と話している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/193721

2015年9月12日土曜日

福岡市議会:請願や議案採決非公開…動き出すか見直し

<毎日新聞より>

 全国20政令市議会の中で唯一、福岡市議会が常任委員会で取り扱う請願と議案の採決場面を非公開にしていることに対して批判が高まっている。市政への要望である請願などの採決公開を求める市民の声を10年以上にわたって棚上げしてきた。識者らからも「運営があまりに閉鎖的」などと批判が高まり、市議会の中でようやく議会運営の見直しに向けた動きが出てきた。9月定例議会中にも全会派による議論がスタートする可能性がある。
   
 福岡は他市議会と同じく請願と議案の審査過程は公開しているが、採決の際は慣例として傍聴者(取材目的のマスコミを除く)を退席させている。市民が後で閲覧できる会議録には採決の結果(採択、不採択など)しか記されず、採決の際の議員の発言や各会派の賛否が確認できない。
 福岡市議会に対して、10年以上前から採決場面の公開を求める要望が市民から再三出され、各会派で扱いを協議してきた。「市民の負託を受けて議員となっており、請願などへの自らの考えを明らかにするのが筋だ」と前向きな意見がある一方で、最大会派の自民の中に「(採決時に述べた意見が漏れ伝わって)いろいろと賛否について誹謗(ひぼう)中傷を受けた」などの反対意見があった。「議会改革は全会一致」が原則のため、公開が見送られてきた。
 福岡市の市民団体は「情報公開が遅れている」として今年6月、採決の公開などを求める請願を提出した。
 一方で福岡市議会自身にも動きが出てきた。公明や共産など6会派が6〜7月、採決の公開や議会改革を検討する協議会の設置などを小畠(おばた)久弥議長に要望。小畠議長は取材に対して「常任委の公開のあり方を含め、できるだけ早く協議の場を設けたい」と話しており、9月定例議会中にも全会派で新たな協議を始める環境が整いつつある。
 自民の中にも採決公開に賛成の意見があり、議会内に「今春の市議選で顔ぶれが変わり、自民の雰囲気も変わったのでは」との期待感が漂う。ある公明市議は「もう結論を出さないと、市議会への批判がさらに強まることだけは確実だ」と語る。【林由紀子】

 福岡市議会について新川達郎・同志社大大学院教授(地方自治)は「議会や議員の都合で常任委の採決を非公開にするのは論外で、住民軽視と言われても仕方がない。議会改革の全会一致は紳士協定で、十分な議論の上であれば多数決できめてかまわない」と語る。
http://mainichi.jp/select/news/20150907k0000e010188000c.html

2015年9月11日金曜日

他市の「市議会を傍聴する団体」と交流

<所沢市民のブログより>

小平市の【政治、知りたい、確かめ隊】主催の交流会に誘われ、所沢市の「傍聴席」や「シセイマナビサロン」などから9名が参加した。参加者は全部で40数名。

 交流会に先立ち(タウン通信代表)谷隆一氏の講演が1時間余りあった。

【一般社会人の社会参加】をとらえ

近時、一般市民は物事に関心や関わりを持つことを嫌う、

小売店、商店街が無くなり地域の繋がりが消える、

人間関係が狭くなっている、

これらが議会へも関心を持てず投票にも行かない一因か。

しかし、関わりを取り戻し、サークルなど顔の見える関係を作り、まちの個性を大事にするところに展望があるのではないか。と、こう云った講演であった。

どこのまちでもコミュニテイ不足は深刻のようだ。

多摩市、小平市、所沢市、東久留米市、狛江市、三鷹市の市議会を傍聴している団体が集まっての交流は活動内容等を話し合った。いくつかを挙げると

 議会を傍聴する市民が少ないが、議会、委員会に傍聴者が居ない場合と居る場合では会議の雰囲気が全く違う、

 市民と議会の意見交換を定期に行っている、

 議会ウオッチングを定期に発行している、

 市長提出の予算書が3度も否決されたまちがある、

 議員の通信簿を出している、

 住民投票を行った等々

参加した各団体の活動はさまざまだが、行政、議会に関心を持ち、議会のありかたを考えている方々の集まり。共通するのは「我がまちが好きで良いまちになって欲しい」。

話を聞くと、議員自身が議会の意義、役割等を真剣に考えないと市民の関心が薄れ地域に「議会不要論」が出てくるのではの心配。

                  高垣 記
 
http://blogs.yahoo.co.jp/tokocitizen_c14/42211738.html