2016年11月9日水曜日

明日からJIAM研修「議会改革を考える〜先進事例に学ぶ住民参加・情報公開〜」に参加します

<八潮市議のブログより>


明日からJIAMの研修に参加します。

八潮市議会では、議会改革は進んでいません。一昨年から議会運営委員会で協議を続けてきましたが、「現状維持」を主張する会派が大半なので、一向に進んでいません。

議会基本条例等も作る方向性は示していますが、来年が改選なので新しい議会の構成ができてからと先送りされています。まだ、改選までに1年近くもあるのに、先送りです。合併前の久喜市議会では、議員たちが議会基本条例を作ろうと、頻繁に会議を開き、1年で形にしました。要はやる気の問題ではないでしょうか。

明日からのJIAMの研修対象者は、「議会改革に取り組もうとされている、または既に取り組みを始めているものの改革が進んでおらず解決策の検討を考えている市区町村議会議員」ということで、まさに八潮市議会は後者の部類に属します。

本来は、議会改革等は、すべての議員に係わることですから、八潮市議会のように21名しかいない議会なら全員で協議すれば良いと思いますが、私のような一人会派は入れないで、会派の人数割合に応じて委員を選出する議会運営委員会で協議するため、結果としてあまり改革に前向きでない議員が多数を占めることになり、進まないのです。

というか、そもそも委員たちが「議会改革とは何か」について全く理解していないことが問題なのです。ここ数年、「議会改革」について、あちこち視察をしているはずなのに問題意識を持たずに視察しているからでしょうか。

議員もこんな状況ですが、事務局もあまり議会改革に前向きとは言えません。先進自治体議会の事務局を見ていると、議会事務局長が、改革に非常に前向きというケースが多い。八潮市の議会事務局長は、ここ数年、事務局長が最後のポストで、退職という方が続いていることも改革が進まない理由の一つではないでしょうか。

今回の研修の事前アンケートを出しましたが、「議会基本条例も議会報告会もなし」と書きながら、本当に恥ずかしいと思いました。

北海道の栗山町が、平成18518日に全国で初めて議会基本条例を策定してから、今年で10年経過しています。「自治体議会改革フォーラム」のHPをみると、20150918日現在で、合計701自治体(39.2%)内訳:道府県3063.8%)、政令市1575.0%)、特別区28.7%)、市41553.9%)、町村23925.8%)が策定済みです。

埼玉県内では、以下の市町議会が策定済みです。2016年度に策定した自治体は含まれていないので、更に増えていると思います。

埼玉県 さいたま市 2009年)
埼玉県 熊谷市 2015年)

埼玉県 所沢市 2009年)

埼玉県 飯能市 2012年)

埼玉県 本庄市 2013年)

埼玉県 東松山市 2011年)

埼玉県 春日部市 2012年)

埼玉県 蕨市 2015年)

埼玉県 戸田市 2012年)

埼玉県 和光市 2010年)

埼玉県 富士見市 2011年)

埼玉県 三郷市 2012年)

埼玉県 坂戸市 2012年)

埼玉県 幸手市 2014年)

埼玉県 鶴ヶ島市 2009年)

埼玉県 伊奈町 2013年)

埼玉県 三芳町 2010年)

埼玉県 嵐山町 2011年)

埼玉県 ときがわ町 2008年)

埼玉県 宮代町 2011年)

埼玉県 杉戸町 2015年)


学んだことがいつか、八潮市議会で役に立つように願いながら、めげずに学んできます。


研修後に、待ちわびたパブリックマネジャーの資格もようやくいただけるようです。明日、7日は私の誕生日なので、一日遅れのビッグ・プレゼントです。
http://diary.e-yazawa.her.jp/?eid=877378

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