<月刊ガバナンス10月号より抜粋>
長野県飯綱町議会では、議員のなり手不足問題を多角的に検討し、二元代表制=機関競争主義の実践により解消しようとしている。その特徴の一部をご紹介します。
第一に、議会は「住民福祉の向上」に積極的にかかわり、それを住民にアピールしている。
住民と議員が一緒に政策を練り上げる「政策サポーター制度」は政策力・監視力を高めた。住民は議会の政策提言にかかわることで議会を知る。重要なのは、住民が議会を知る方法を意識的に導入していることである。
また、100人以上の住民に委嘱し議会や議会だよりのことを聴く「モニター制度」を導入している。それによって、住民は意見を述べるためには議会を知らねばならず、議会について関心を持ち研究する手法だ。これらの議会の動向を「議会白書」により住民に知らせている。
これらにかかわる住民は個人だが、家族や隣人に話すことで、点から線へ、そして面から立体へと広がることも念頭に置いている。
第二「議会・議員の活動条件について住民と考えている」、第三「地域力の向上を目指している」については、月刊ガバナンス10月号<122~123頁:なり手不足の要因とその解消の方向(江藤俊昭・山梨学院大学教授)>にてご確認ください。
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