「市民と議員の条例づくり交流会議2015」が昨日と今日の2日間にわたり 法政大学市ヶ谷キャンパスで開催されています。今年は、体調のこともあり参加は断念していますが、facebookで様々な方が発信していて、興味深い。
今年のテーマは「議会改革の10年 これまでとこれから 市民の視点・議員の論点」となっています。基調講演に続き、テーマ別に3つのワークショップが設けられていて、どれも聞きたいものばかり。
▼テーマ1 「議会報告会って何だ!? ~やりがいのある報告会とは~」
報告を聞いているだけでは面白くないと批判される議会報告会。内容、準備、対話の手法など、どのように実施すれば、市民も議員もやりがいがもてるのか。実践を元に考えます。
▼テーマ2 「良い議員って何だ!? ~市民の思いと議員の実情~」
良い議員、力のある議員はどのような議員? 公約を掲げて当選したはいいもの、どうやって実現できるの? 議員の仕事を市民目線と議員の実情から話し合い、必要な議員像を考えます。
▼テーマ3 「議会内人事って何なんだ!? ~見えない分からないから脱却~」
市民に見えない議長選挙。会派の定義は? 一般質問時間の配分は平等か? 少数会派の尊重はなぜ重要か? 議会によってバラバラなポストと時間配分の現状を確認しながら、審議の活性化のために望ましい姿を考えます。
たぶん、テーマ3のワークショップだと思うが、faceboodの添付写真では「やるべきこと」と「やってはいけないこと」が黒板に整理されていた。
やるべきことでは
○議長選の際の所信表明・質疑 ○少数会派を大切にする ○議長には実務能力のある人を選出 ○マニフェストの確立(公表・市民への公開) ○議長はマニフェストの結果を報告 ○討議をうまく仕切れる人を選ぶ
やってはいけないこと
○密室による選出 ○1年交代 ○期数・年齢による選出 ○見えないところで決める ○モノを配ってはいけない ○論功行賞人事
これを見て思わず苦笑というより、絶望的になった!うちの議会では「やるべきことが実施されておらず、やってはいけないことが常態化されている。つまり全く逆のことが行われているのだから、これでは議会改革が進まないわけです。
ただ、こういう勉強会にうちの議会の議員たちが参加していれば、自分の議会について振り返るチャンスはあるのだが、残念ながら関心のない人たちには情報も届かないし…。
議運でも、議会改革をテーマに先進地も数多く視察しているが、そもそも「議会改革は何のために行うか」という視点を理解していないから、ちぐはぐなことをやっていてもおかしいとは思わず、改革も一向に進まないのではないかと思う。
この結果、議会の格差は広がるばかりです。
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