2016年4月25日月曜日

広島視察②呉市の国民健康保険事業の取組

<江東区議のブログより>

昨日は、広島県呉市にて、「国民健康保険事業の取組について」視察を行いました。



 
呉市は、人口23万人で高齢化率33パーセント。

国保加入者は51,731人で、人口の22パーセントであり、加入者の高齢化率は52パーセント。

同規模の人口の都市では高齢化率が全国一高く、医療費の削減が課題であったこともあり、レセプトのデータベース化を全国に先駆けて実施。

レセプトデータを活用して医療費を分析し、ジェネリック医薬品の使用促進や、糖尿病患者の重症化予防、重複・頻回受診者、生活習慣病放置者への適正受診に向けた訪問指導など、様々な事業を実施し、医療費削減や呉市民の健康向上に成果をあげています。全国でいち早く、ICTを活用し、医師会や大学、事業者などとも密に連携し、きめ細やかに事業を進めている素晴らしい事例でした。呉市の財政が厳しい時代に国保事業の今後起こりうる危機を早期に予測し、費用対効果の面で、効果が勝るというシミュレーションを行った上で事業を進めていったという経緯についてもお話を伺い、先見の明や、信念を感じました。

江東区の国保事業においても、ジェネリック医薬品の使用促進による医療費適正化、生活習慣病の予防は喫緊の課題であり、大変参考になりました。

また、呉市役所は、庁舎を建て替えし、平成28年から新庁舎になったそうで、大変立派でセキュリティも優れた新庁舎も視察の際見学しました。


こちらが議場。




一階にはカフェもありました。


様々得ることのある視察。関係者の皆さまに感謝するとともに、江東区政にしっかり活かしていきます。
 

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