2017年9月8日金曜日

電子化進む茅野市議会 タブレット端末本格導入

<長野日報より>

茅野市議会(両角昌英議長、18人)は30日開会した市議会9月定例会に合わせ、今年度導入したタブレット端末を初めて本会議場で使用した。議会改革の一環で、来年1月から配布資料や議案を一部を除いて電子化する予定。議会事務局によると、県内19市議会でのタブレット導入は伊那市議会に続いて2例目。
情報発信の強化や情報の迅速な共有化による議会活動の活性化が狙い。昨年12月に市のタブレットで試験運用を始め、約250万円(付属品含む)を投じて12.9インチのタブレット22台(うち事務局用4台)を購入し、今年7月、議長が各議員に貸与した。
本会議場でインターネットに接続でき、日常の議員活動にも使用できる。市役所で配布している議案は今後、議会事務局がインターネット上のクラウドサーバーに格納する。議員はIDとパスワードを入力すればどこでも閲覧、入手できるようになる。議会事務局は「リアルタイムで情報を共有できる」と語り、男性議員(60)は「かばんが軽くなった」と話した。
当面は紙と電子データの議案を併用しながら、議会運営委員会と全員協議会で活用方法を検討し、来年1月以降の全協や定例会から議案を電子化(予算書や決算書、当日配布の人事案を除く)する方針。両角議長は「情報化が進む時代に対応することで議会活動の活性化につなげたい」と話している。
 

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