6月定例会が開会中の佐久穂町議会は、14日から3日間の日程で行う一般質問を平日夜間と土曜日に試験的に実施する。平日昼間には傍聴できない町民に足を運んでもらい、議会や町政に関心を持ってもらう狙い。
「夜間・休日議会」は町議会が2016年に制定した議会基本条例に盛り込まれ、昨年4月の議員改選後に設置された議会改革特別委員会が、今定例会での試行を決めた。
一般質問は14、15日が午後6時から、土曜の16日は午前9時から開き、議員計12人が質問に立つ予定。
町議会は今回の開催を知らせるチラシを町内全戸の約4300世帯に配布した。議会事務局によると、これまでの議会傍聴者は1日数人程度だった。小宮山雅則議長は「開かれた議会として、議会や行政の状況に興味を持ってもらいたい」と呼びかけている。今後については今回の様子を見て検討する。
県内では喬木村議会が議員のなり手を確保するため、昨年12月に夜間・休日議会を始めた。麻績村議会も年1回、3月定例会の一般質問を休日に開いている。【武田博仁】
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