上田市議会は、会員制交流サイト(SNS)を通じて幅広い世代に市議会の理解を促そうと、短文投稿サイト「ツイッター」とフェイスブック(FB)を開設した。議会日程などに加え、市議会議員の議会活動などを発信していく。県内の市町村議会でSNSを活用し、議会情報を発信する例は少なく、地方議会改革の取り組みとして注目されそうだ。
市議会事務局によると、ツイッターとFBは先月25日に開設され、既に投稿を開始しているという。SNSの利用頻度が高い若い世代に発信できる上、投稿が拡散されれば、議会活動の周知に結びつくとの狙いもある。
同市議会ではこれまで、市議会の活動については、「うえだ市議会だより」で対応してきた。だが、年4回、定例会の閉会後に発行しており、議会活動が速やかに住民に伝わらないと疑問の声が出ていた。このため、市議会広報広聴常任委員会などで議論した結果、SNSの活用方針を決定した。
発信内容としては、議会日程のほか、市内に訪れた県外の自治体議員による視察の様子などを想定している。本会議での代表質問や、各種委員会での質疑も検討課題として挙がっている。
同常任委の半田大介委員長は、産経新聞の取材に、「『議員の日常活動がよく分からない』との声が市民にある。若者を含め幅広い世代に、活動の様子を伝えたい」と話している。
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