<熊野新聞より>
新宮市議会が実施した議会改革に関する市民アンケートで、現在の議員定数17(欠員1)について、「多い」が248人(64%)、「適当」が62人(16%)、「わからない」が61人(16%)、「少ない」が5人(1%)、無回答が12人(3%)という結果だった。
アンケートは市議会の議会改革調査特別委員会(田花操委員長、9人)が5月16日~6月4日、市内在住の18歳以上の1000人を無作為抽出して実施し、388人から回答があった。「市議会に関心がありますか」「政務活動費が月1万円交付されることについてどう感じますか」など18問からなる。
議員報酬35万2000円については、「多い」が241人(62%)、「適当」が75人(19%)、「わからない」が56人(14%)、「少ない」が2人(1%)、無回答が14人(4%)だった。
自由記述の欄には「定数10人、報酬は20万円」「議員報酬は日給でよい」「ボーナスはいらない。その分を市民サービスに使うべき」など厳しい意見も。「議員の行っていることを知ってからでないと報酬の多い、少ないは決められない」「他の自治体に遅れを取らないスキルの高い市議会にして」などの意見もあった。
結果を受け10日に市役所で開かれた委員会では、濵田雅美委員は「市民感情は無視できないが、政治に興味を持ってもらえる状況をつくらねばならない」などと意見を述べた。今月中に全議員から定数、議員報酬について意見を聞き、来月の委員会で再度話し合うことになった。
次の市議会議員選挙は来年4月の予定。田花委員長は「このアンケート結果を踏まえ、議員の意見をまとめて次の9月議会には議員定数減に関する議案を上程したい」と話していた。今回の市民アンケートの結果は8月の市広報に折り込む「議会だより」に掲載される予定。
(2018年7月13日付紙面より)
https://kumanoshimbun.com/press/cgi-bin/userinterface/searchpage.cgi?target=201807130101
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