11日、石原議員の一般質問に市長と環境クリーン部長が答えた。
質問は一問一答ではなく、初回一括。議員が壇上からいくつかの質問をまとめて質問し、答えを求められた市長や各部の部長が順に壇上に上がって答える。
注目していたのは、東部クリーンセンター(東部C.C)に関する質問。
質問通告書には、項目の欄に「環境問題」、要旨(具体的に記入)の欄に「東部クリーンセンターについて」とだけ書き込まれていた。何か問題が生じているのかなと思ったが、市長と環境クリーン部長が答えた。この部分の質疑応答は下記の通り。
(大意、聞きとりの漏れあり))
Q CO2削減は待ったなし。市では廃棄物処理部門が最も排出量が多い。
東部C.Cの運営方針をどのように検討しているか。
A (市長)灰溶融炉を止めることを検討している。
委託の仕方も考えたほうがよい。
東部C.Cの「見直し」を委託する予算も認められた。灰溶融炉は廃止の方針。
Q 灰溶融炉の廃止はなぜか。
A (環境クリーン部長)舗装材の利用と埋め立て量の減少で進めてきた。
施設延命化工事の時期が来て検討。
CO2削減。
H26のインバータ化でCO2を400トン(4%)削減したが、
炉を廃止すると3000トン(30%)削減でき、維持管理費は4億4000万円減る。
埋め立て費・売電量等が変り、差引2億数千万円の支出減を見込む。
灰はセメント化の予定。
Q 延命化工事費は安くあがるか。
A 6億円減を見込む、詳しくはH28に示す。
灰溶融炉については次の様に聞かされてきた。
「ごみを燃やした残りの灰は、これまで最終処分場で埋め立てるしかなかったが、この炉で溶融してスラグ化・メタル化し、処分量を減らし、骨材などの再資源として有効利用する事ができる」と。
唐突とも思える市長の答弁だが、CO2は大幅に削減される。しかし今までの説明は、費用対効果などを考えれば何だったのだろう。この炉はそもそもあって良かったのだろうか。これまで廃止を決められなかったのは不作為か。これから先は議会もしっかりして欲しい。
記:さかぐち
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