瑞穂市議会(定数一九)の非自民党系会派の議員が、棚橋敏明市長への辞職勧告決議案を、十二月定例会最終日の十五日に提出する方針を固めた。高校生の医療費無料化をめぐる「公約違反」が理由という。市長を支える議会最大会派で、自民党系の「新生クラブ」(八人)が反対するのは確実。可決の見通しはたっていない。
辞職勧告決議案に法的拘束力はない。ただ、公約違反を理由に提出されるのは異例。
提案するのは、棚橋市長と一定の距離を保つ会派「改革」(二人)の西岡一成議員。改革のもう一人と、「民主党瑞穂会」の一人も賛成する。
棚橋市長は初当選を果たした四月の市長選で、高校生の医療費無料化を公約として選挙公報に明記。当選後の六月定例会の答弁では、一六年度から実施する方向で、担当課と協議していることを明かした。しかし、九月定例会では、一六年度からの実施を見送る方針を示している。関係者によると、西岡議員は決議案で「公約違反は断じて許されるものではなく、責任も重い」と訴えるという。
西岡議員は、十二月定例会の本会議質問でも市長の姿勢を「公約違反」と批判したが、市長は答弁で「(無料化を)やめるとはひと言も言っていない。予算の順序づけをしている段階」と理解を求めた。
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20151215/CK2015121502000026.html
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