上山市議会12月定例会の一般質問が6日、サンデー議会として行われた。議会事務局によると、この日の傍聴者数は、史上2番目の111人。100人を超えたのは1999年以来、16年ぶりという。
市民に市政への関心を高めてもらおうと、議会改革の一環で98年に開始し、各年度1回実施している。傍聴者数の最高記録は同年の168人。翌99年は108人が訪れた。以降100人に届かず、40人台と伸び悩んだ時期も。一般質問の内容をまとめた資料を全戸配布するなどPRに努め、2010年度以降は67~91人で推移していた。
より多くの議員の質問を聞けるよう、通常60分以内としている1議員当たりの持ち時間を30分に設定。今回は11議員が福祉や災害対策、教育などをテーマに質疑を交わした。傍聴者は「平日はボランティア活動や仕事もあるので、日曜だと来やすい」「関心のある課題を聞くことができた」などと語った。
“悲願”の100人超えを達成し、坂本幸一議長は「資料の全戸配布などの積み重ねが実った。穏やかだった天候も後押ししてくれたのではないか」と笑顔を見せた。サンデー議会ではここ数年、一般質問をする議員が8、9人だったのに対し、今回は11人と多かったことも市民の関心を高めたとみられるという。
坂本議長は「来年度以降も継続していく」と語り、傍聴者アンケートを踏まえ、開催時期などを検討していくことにしている。
山形新聞社
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