議員間の自由討議が重要視されてきましたが、11月26日に仙台市の河北新報社で開催された「議会基本条例10年シンポジウム(テーマ:東北から問う・・・地方議会の現在・過去・未来」)でパネリストを務めた、法政大学教授・廣瀬克哉氏の発言概要ご紹介いたします。
『議会での討議は、合議体の議会ならではの活動であり、議決責任を果たすには、議員間討議が不可欠。中でも、首長提出議案についての議員間討議こそが、議会の<本務中の本務だ>と強調。質疑は判断材料を引き出している前段階であり、評価して結論を出す段階が議員間討論だ。』
議員間討議を重ねることで、本当に必要なものが見えてくる筈。首長提出議案に対して、全面的に賛成・反対ではなく「仕方なく賛成・反対」が実際には多いと思う。首長の提案に問題があれば議会が討議を重ねて修正する。そのことが当たり前になってこそ議会は存在感を出せるとパネリストの中央学院大学教授・福嶋浩彦氏は述べている。
<出典:月刊ガバナンス1月号>
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