2015年2月10日火曜日

しばり

<名古屋市会議員のブログより>

 
今日25日、議会、報道機関に対する平成27年度当初予算説明(予算レク)が一斉に始まった。

しかし、明日の朝刊や朝のテレビニュースでは予算に関する報道は一切行われない。

これは、市政記者クラブとしての決まりごとである「しばり」があるからだ。分厚い予算書などは、精緻な読み込みや関連取材、執筆作業にある程度の時間が必要で、「解禁日時の設定」といったことが行われ、報道発表を決められた日まで見合わせる。今回の「しばり」の解禁日時は29日午前11時。

仮に、市政記者クラブによる「しばり」がないと、3,000にのぼるといわれる事務事業に対し、十分な取材なく中途半端なかたちで報じなくてはならないことも懸念される。また、各報道機関からすれば、他社の抜けがけを許さないことにつながる。記者クラブの紳士協定である「しばり」は、市民の知る権利をうばうのではという批判はあるものの、的確で市民にわかりやすい核心をついた報道のためには必要な仕組みといえるだろう。

なお、「しばり」は、報道機関による自主的な規制であり、私たち議員に対して「しばり」は適用されないものの、自主的に報道機関の紳士協定を尊重する。


 

 

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