2015年10月22日木曜日

議会改革、自治体超えて 先進事例学ぶ

<佐賀新聞より>

福島県会津若松市議会の目黒章三郎議長(左)から「議会改革運動論」の講話を聞く9市3町の議員=伊万里市議会本会議場
福島県会津若松市議会の目黒章三郎議長(左)から「議会改革運動論」の講話を聞く9市3町の議員=伊万里市議会本会議場
 議会改革をテーマにした議員研修会が16日、伊万里市議会本会議場であった。伊万里市議10人のほか、8市3町の議員18人も参加し、市民との意見交換の在り方など各議会が共通して抱える課題について先進事例を聞いた。
 議会改革の先駆的存在として知られる福島県会津若松市議会の目黒章三郎議長が講話した。議会基本条例に盛り込む3要件として(1)市民への報告会(意見交換会)の義務(2)議員間討議の義務(3)請願・陳情者の意見陳述-を挙げた。「議会と議会事務局こそが両輪」と、事務局職員の質の重要性も訴えた。
 研修会は5月に就任した盛泰子伊万里市議会議長が企画し、既に2回実施した。講師謝金や交通費などの経費は議長の政務活動費や参加議員から徴収する参加費で賄っている。この取り組みを聞いた他市の議員から参加希望があり、今回初めて門戸を開いた。佐賀や多久、嬉野、武雄など県内6市3町のほか、長崎県の佐世保、平戸市からも参加があった。
 特別委員会を設置して議会改革を論議している多久市議会の山本茂雄議長は「4月の市議選が無投票だったこともあり、より顔の見える形での取り組みが必要だと感じている。参考にしたい点もたくさんあった」と話した。(岳英樹)
 

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