<河北新報より>
東北6県の自治体職員らでつくる「東北まちづくりオフサイトミーティング」(東北OM)は16日、仙台市泉区の市職員研修所で勉強会を開いた。先進的な施策や改革をリードする東北の「スーパー公務員」たちが集結。「東北発・自治体職員の底力」と題し、取り組みの成果などを紹介した。
山形市職員の後藤好邦さんは、市中心部を走るコミュニティーバスのリニューアルをけん引。コース別に車体やバス停を色分けして利便性を高め、沿線の学校やホテルと連携したPR作戦も展開し、乗客数を東北一に伸ばした。「多様なつながりを生かすことが大事だと実感した」と語った。
議会と住民との懇談会に「ワールドカフェ」と呼ばれる対話形式の導入を提案し、議会改革を後押ししたのは宮城県柴田町議会事務局職員の佐山亨さん。「先例を重んじる議会に意識的に新風を送り込み、議会改革への抵抗感をなくす必要があった」と振り返った。
福島県職員の佐藤千紘さんは、復旧が決まったJR只見線の赤字解消に向けた「乗車以外に応援する仕組み」の必要性を強調。仙台市職員の鈴木由美さんらは、東日本大震災の体験談を記録に残し、後世に伝えるプロジェクトを発表した。
東北OMは2009年に発足し、約1000人が名を連ねる。年数回開く勉強会は今回30回目を迎えた。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171217_11007.html
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