福岡市議会は2日、2018年度から、議会や政治の役割を学習する市立小学校6年生に議員体験をしてもらう「社会科特別授業」の取り組みを始めると発表した。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたのに伴い、議会制民主主義や地方自治の理解を深めてもらうことなどが狙い。
15年に設置された議会改革調査特別委員会で構想が持ち上がり、昨年10月に超党派議員8人による実行委員会を結成して計画を練ってきた。授業は90分間。児童数によって内容は異なるが、いずれも議場で運動会や給食、公園などのテーマに沿って執行部席の議員が提案し、議員席の児童がそれに質問や討議をして採決する。保護者の観覧も予定している。
授業は学校単位で申し込み、18年度は3校程度を予定している。田中慎介実行委員長=福岡市民クラブ=は「議員の仕事ぶりを体験してもらい、議会の熱を感じてほしい」と話した。【蓬田正志】
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