前日の緊急質問を受けて、議会事務局前は多くの傍聴者が待っていました。先輩S氏にT氏も来られており、突然始まった代表者会議のため議会が遅れていることを知りました。よもやま話に花が咲き、午前中を一緒に過ごし、O氏も一緒に昼食を食べました。
午後からも議会が始まらず、とうとう議会開始は午後3時30分になりました。本来であれば、午前10時開始予定なので昼食休憩1時間を除き、この時点で4時間30分も遅くなりました。
議運委員長の石本議員から、昨日の報告がありました。3件の追加議案の取扱や緊急質問の取り扱いなどです。
緊急質問に入る前に、突然、島田議員が他2名の同意を得て、緊急動議を提出しました。この議案は、議員提出議案の追加で、松本議員の反省を求める決議事項でした。
荻野議長は、議会の休憩を宣言しました。
午後4時30分に議運が開かれました。緊急動議の取扱は、議事日程の最後に追加することに決まりました。
午後5時に議会が再開し、USBメモリー紛失に関する緊急質問を行う4名の議員が質問に立ちました。最初の桑畠議員は、情報管理のトップである大舘副市長の対応を質し、次に情報管理規定に定める取扱を平田経営企画部長に質し、さらに健康推進部の青木部長に紛失したUSBメモリーパスワードの安全対策を質しました。
次の平井議員は、今年3月業者委託したUSBメモリーの紛失が8月17日に発覚した経緯や部長報告された8月23日以降の9月26日公表までの経過説明を求め、部長、副市長、市長を質しました。
3番目の島田議員は、原則作成が禁止されているUSBメモリーの台帳管理の取扱など詳細な手続きを質し、再発防止の対策なども質しました。
4番目の松崎議員は、厳格な規定を作成しても、担当者が守らなければ、誰がチェックするのか、またミスを報告しにくい風土があるのでは、と質しました。
新聞5紙に掲載され、NHKニュースで流れた不祥事なので、行政側の担当部長、副市長、市長は市民へのお詫びを表明しました。重大な個人情報紛失事件が起こったので、しっかりと反省をしてもらいたいと思います。
緊急質問の後は、通常の議事に戻り、4常任委員会で賛成反対の意見が出た議案88号「重度心身障害児等の医療費の助成に関する条例の一部改正」の討論に入りました。反対は日本共産党の平井議員とリベラル所沢の末吉議員でした。賛成は自由民主党・無所属の会の石原議員でした。
88号を除く82号から123号までの残りの議案すべては全会一位で可決しました。
この後、追加議案124号「補正予算、狭山湖人道橋の繰越明許費」の提案理由を市長が述べ、広川環境クリーン部長が説明しました。ここで、議長は休憩を宣言しました。
午後6時10分に議運が開かれ、荒川議員、谷口議員の質問が決まりました。
午後6時40分に議会は再会し、荒川議員が入札不調の理由などを質し、谷口議員が今後の工事予定などを質しました。
124号は討論なし、異議なしで可決しました。
議案125号「教育委員 清水国明氏の任命」と議案126号「公平委員 大岩征子氏の継続」を市長が説明しました。
入沢議員の質問により、清水国明氏の教育委員会出席率は84%、卒業式出席率は100%と回答がありました。
赤川議員の質問によると、過去の議事録ではエアコン設置に反対の表現があったそうですが、内藤教育長は最近の教育委員会は全会一位で対応していると回答しました。
浅野議員は、他市在住の多忙な方でなはなく、市内の女性とかふさわしい方がいるのではと質しましたが、藤本市長は教育委員会が経験豊かな6人の合議体で満足していると回答しました。
議会は、午後7時35分、再び休憩に入りました。
議運が開かれました。125号は無記名投票、126号は簡易採決と決まりました。議員提出議案11号から16号を採決したのち、緊急動議の17号は島田議員が議案説明後、休憩に入ることを確認しました。
午後8時30分、議会は再会しました。議案125号は無記名投票の結果、総数32票のうち、無効1票、賛成20票、反対11票でした。125号は可決しました。
126号は全会一致で可決しました。
議員提出議案は、11号「オスプレイ飛行中止を求める意見書」、12号「地方議会議員の厚生年金加入の慎重審議を求める意見書」、13号「サマータイム導入の慎重な検討を求める意見書」、14号「児童虐待からの防止を求める意見書」、15号「キャッシュレス社会を求める意見書」、16号「柔軟仕上剤などに含まれる香料の規制?を求める意見書」の6件を全会一致で可決しました。
この後、島田議員が緊急動議で提出した17号決議文を読み上げました。内容は、松本議員が守秘義務のある資料をインターネットに掲載したことで市議会の信頼を損なったことに対して反省を求めるものでした。
この後、午後8時50分、休憩に入りました。
午後9時30分、議運が開かれ、この決議文に対する質問者2名、大舘議員、西沢議員が決まりました。
午後9時50分、議会は再会しました。大舘議員は、守秘義務がある会合だが、インターネットに掲載した議員は他にもいたのはないか、なぜ松本議員だけが反省を求められるのか、と質問しました。島田議員は、松本議員は守秘義務の資料を掲載したこと、松本議員は前回も議長注意を受けていること、と説明しました。
西沢議員は、議員には守秘義務違反の除外規定があるのではと質問しました。島田議員は、この場合、守秘義務違反に相当すると説明しました。
この後、再び休憩に入りました。
午後10時10分に議運が開かれ、起立採決を行うことになりました。
午後10時35分、議会は再会しました。起立採決は、傍聴席から全体が見えません。
結果は、起立多数で可決となりました。さすがO氏です。よく見ていました。出席議員が議長を除き、32名から25名に減っていたと聞き、公明党6名と当事者1名が外れていることがわかりました。有効投票25名、賛成はリベラル所沢4名、至誠自民クラブ5名、自由民主党・無所属の会4名、未来2名の15名、反対は自由民主党5名、共産党5名の10名でした。
市長が30日間の議会開催のお礼を述べて、議長が閉会を宣言しました。私は、2年目ですが、1年目の閉会時はだいたい午前中で終了して、午後は多くの訪問者が議員を訪れるのを見てきました。ところが今年に入り、3月市議会も6月市議会もそうですが、最終日は追加議案の審議に長時間が割かれ、大体午後5時までに終了しなくなりました。しかし、午後11時近くになったことは初めての経験です。長い長い一日となりましたが、貴重な経験を積んだような気もします。O氏に聞くと、彼は午前2時まで市議会を傍聴したといいます。私の経験はまだまだ未熟ですね。
10月4日記:いしどう
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