<月刊ガバナンス10月号より>
愛知県犬山市議会は9月9日、3回目となる「市民フリースピーチ制度」を同市議会議場で開催した。市議会では来春の改選までに要綱あるいは議会基本条例などに同制度を位置付け、定着化を図る予定だ。この日10時からの市民フリースピーチ制度開始直前には傍聴席はほぼ埋まっていた。議員席には通常通り議員が座っているが、執行部席には市民フリースピーチ制度で登壇する7人の市民が陣取っている。ビアンキ・アンソニー議長が冒頭、「市民と議会は密接な関係を持つ必要がある。ここでの発言を議会は真摯に受け止めることを約束します。」と挨拶した。市民からは「地方議会は民主主義の原点です」「自転車優先道路の設定」「2026年アジア大会」「生物多様性保全の取組み」「一人暮らし高齢者の不安を和らげるための地域の取組み」「新しい観光政策・集客装置の開発」などをめぐって市民が発言。熱のこもった内容に議員との意見交換も活発に行われた。
この制度は昨年5月に議長に就任したビアンキ氏が発案。アメリカの議会では「普通に行われていること」とのこと。登壇者は公募。発言内容は「犬山市政に関すること」、発言者は1回あたり7人。議会は市民からいただいた意見を全員協議会などの議論で熟慮し、適切なアクションを取る。山田拓郎市長も傍聴、執行部と議会はお互いに市、市民のために切磋琢磨していく関係だと話した。
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