2018年10月29日月曜日

日経グローカル、「議会活力度」ランキング

<松坂市議のブログより>

『日経グローカル』誌2018年10月15日号(第350号)に掲載された「議会活力度」ランキングで、松阪市議会は、全国815市・区議会中、上位41番に入りました。
三重県内では四日市市議会が全国3位、鳥羽市議会が20位で、松阪市議会はそれに次ぐ順位ということになります。

[参考] 三重県内の市議会の全国順位(815市・区議会中)

 3位 四日市市
20位 鳥羽市
41位 松阪市
56位 亀山市
76位 伊賀市 
158位 尾鷲市
182位 鈴鹿市 
192位 桑名市
203位 名張市
315位 伊勢市
327位 志摩市
340位 津市
405位 いなべ市
721位 熊野市
同ランキングは、従来、「議会改革度」ランキングと呼ばれていましたが、今回から内容を変更したとのことです。

松阪市議会は、2011年(平成24年)に議会基本条例を制定、そこに至るまでの2年以上にわたって、さまざまな議会改革を進めました。その効果あって、当時は全国20番程度に上がりました。
しかし、基本条例が出来てからは新たな改革が行われなかったこと、基本条例に盛った制度(政策討論会や市民意見交換会等)を活用しようにも実施を見送られるなど、絵に描いた餅のような状態に陥りました。
そんな中、順位はどんどん下がっていっていました。
「議会改革」ということで、後発の議会が新しい制度を採用するので、先に制度改革を行っていてもその後何もしない議会の順位は下がっていくからです。

しかし、一方で複雑な思いもありました。
というのは、すでに松阪市議会が手にしている制度を活用さえすれば、議会としては十二分に機能するところまで改革は進めてきたからです。
それに、質疑や討論、議員間討議の水準は、全国の先進議会と比較しても決して見劣りのするものではないと思っていました。
さらには、市長の反問権・反論権の行使、請願者となった方が委員会で発言し議員との議論の実施、議会報告会の開催(年2回)等々、ベーシックな活動においては活力があると思っていたし、その部分がランキング順位に反映されないのはさびしいことだと思っていました。

そういった意味では、今回の41位という順位はおおむね妥当なものであると思いました。

ただ、これでよいというわけでも、松阪市議会よりも上位にある議会がすぐれているというわけではなく、住民の期待度からすればまだまだ恥ずかしい存在である日本の自治体議会の中での比較にすぎないという点を忘れてはならないと思っています。

http://blog.livedoor.jp/kaiju_matsusaka/archives/52290433.html

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