2014年8月13日水曜日

議会改革に高評価 福知山市へ全国から視察

<両丹日日新聞より>  

 議会改革の参考にと、福知山市議会への視察が相次いでいる。1213年度は年間で各1件だったが、今年度は予定も含めて86日までで6件。市議会事務局によると「全国の市区議会を対象にした議会改革度調査で、昨年度より大幅に順位が上がったことが要因では」と話している。
 議会改革度は今年度発表の日経新聞社・産業地域研究所(日経グローカル)調査で18位(前回166位)、早稲田大学マニフェスト研究所の調査では前回の319位から一気に37位に上がった。昨年度から取り組んだ議会基本条例の施行や全ての役職の立候補制導入などが評価されたと見られる。

 今年4月以降、視察に来たのは富山県南砺市、鹿児島県南九州市、神奈川県海老名市、大分県国東市の各市議会。8月には鹿児島県霧島市、山形県米沢市の各市議会が来福する予定になっている。

 29日には国東市議会の議会活性化特別委員会(野田忠治委員長)の8人が来庁。福知山市議会の奥藤晃議長、議会改革検討会議の田中法男委員長、吉見純男副委員長が対応し、昨年10月から予算と決算の両審査特別委員会のライブ中継を実施していることや、本会議での賛否の結果を議会だよりに掲載していることなどについて説明した。

 国東市の野田委員長は「上位に位置する福知山市議会の生の声を聞きたいと思い視察しました。ライブ中継など市民に開かれた議会だと感じた」と話していた。

 奥藤議長は「視察が増えていることは議員の励みになる。改革度調査が躍進したことは喜んでいるが、市民に理解、評価されてこそ真の改革。引き続き改革を進めたい」と気を引き締めていた。


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