<Doshin web(北海道新聞7/26)より>
議会改革に取り組む千歳市議会は25日、市民アンケートの結果を議会運営委員会で公表した。議員定数や議員報酬について「減らした方が良い」という回答がともに大半を占める一方、記述式の意見では「多様な民意を反映させるためには一定の人数が必要」「報酬削減より、議員の質や人材を高めるべきだ」と安易な削減への慎重論もあった。
アンケートは「ちとせ市議会だより」と一緒に全戸配布、4月下旬~6月上旬に郵送などで回答を得た。配布数4万3847枚に対し、回収枚数は318枚で回収率は0・73%だった。
質問は6項目。現在の議員定数(25人)については「減らした方が良い」が78・9%を占めた。理由として「少数精鋭で質の高い議会を目指すべきだ」「議員の活動が見えてこない」「定数の根拠が分からない」などが挙がった。
現状維持は15・4%、増員を求める声は1・9%で、「身近に議員がいれば、幅広く市民の声を聞き取れる」「多様な意見を議会に反映するために減員には反対」との意見もあった。
議員報酬(月額38万5千円)は減額を求める声が64・5%。「一般社会人から見て高額」「報酬に見合う働きをしているか分からない」などと指摘した。一方、現状維持と増額を求める市民からは「報酬を減らすと優秀ななり手がいなくなる」「定数減の代わりに1人当たりの報酬を増やしては」との声も挙がった。
議会運営委は、アンケートの低い回収率などを踏まえ「民意と完全に重ならない部分もある」としつつも、9月の定例会前後をめどに本格化させる定数や報酬議論の参考として活用する。また近く市議会ホームページでも結果を公開する。(斉藤千絵)
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