2014年8月19日火曜日

「議員の質を私が変える」~LM推進地方議員連盟・マニフェストサミット

<岐阜県議のブログより>

地方議員、いま、リスペクトされない職業の最右翼では? 次々に報じられる不祥事。何をやっているのかわからない、存在感の希薄さ。それでいて報酬は不当に高いと思われている・・・ 志を立てて地方議員を目指し、専業として地方議員を真っ当にやっている(と思っている)自分とすれば切歯扼腕たる状況です。 今年のLM推進地方議員連盟・マニフェストサミットは「議員の質を私が変える」という大上段なテーマを掲げて開催されました。恐らく、参加者である地方議員の大半は私と同じ思いでしょう。 早稲田大学政治経済学術院の北川正恭教授(元三重県知事)、山梨学院大学の江藤俊昭教授、TBSの杉尾秀哉記者(キャスター)、ジャーナリストの津田大介さんがパネルディスカッションを行いました。 このなかでは、政務活動費の使途不透明問題、セクハラヤジ問題など最近の地方議員・議会の不祥事について、こうしたことは以前から潜在的な問題であったことや問題に当たって議会自身の自浄作用が不十分であったことが指摘されました。 そして、地方分権の推進にも関わらず、このままでは地方議会不要論に押しつぶされるとも指摘され、これに対して地方議員はネットなども使って住民との距離を縮めるとともに住民と双方向の関係を作ってゆく必要性や、地方議会の一層の公開と住民参加、議員間討議を含めた協議の場づくりと政策競争がさらに求められると意見が出ました。 TBSキャスターの杉尾さん、マスコミの地方議員に対する観点、納得です。 マニフェストサミット、NEWS23でも放送されました。http://www.tbs.co.jp/news23/feature/f201407300000.html また住民と双方向の関係を築くためのネットの活用や、ネット活用などに関する議員間の討議も行われました。このなかでネット選挙解禁以降、過去に行われたネット選挙対策を見ると候補者陣営と有権者との間にギャップがあること(候補者陣営はPRばかりで双方向性がない、有権者の知りたい情報を考えない)、ネットも含めた議員の広報については情報流通の在り方を考えていない(有権者の視点で何を伝えるべきか考えていない、見せ方を考えていない)など指摘がなされていました。 横浜市議会の黒川まさる市議、実にシステマティックに広報に取り組んでいます。 戸田市議会の斎藤直子市議、マスコミ出身らしく動画を使っています。 今回のサミットで感じたことは、改革を目指す議会・議員と旧態依然の議会・議員の差がますます開き二極分化の状況になりつつあることです。自らを鍛えなおすとともに(昨年度の議会改革度ランキング全都道府県中44位の)岐阜県議会も少しでもいまの県民感覚に合致したものにするために努力が必要だろう! 岐阜県の改革度ランキングは、何位?

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