2014年11月13日木曜日

議会の役割は…市議ら意見交換 総社でフォーラム


<朝日新聞より>

議員の責務について意見を交わす江藤俊昭教授(左)と総社市議たち=総社市

 議会の役割や責務を考えようと、総社市議会が8日、総社市岡谷の山手公民館で「議会フォーラム」を開いた。市民ら約250人が参加。議員定数や報酬について、議員と市民が意見を交わした。

 総社市議会は昨年、開かれた議会の推進など議会のルールをまとめた「議会基本条例」を制定。市民に対する報告会を発展させる形でフォーラムを開いた。

 山梨学院大の江藤俊昭教授(地域政治論)が「『住民自治の根幹としての議会』を作動させる」と題して基調講演。「議会は極めて大きい権限を持っているが、そのことへの意識が低い」「議会改革が目標ではなく、住民福祉の向上につなげないといけない」「将来議員になる住民が活動しやすい環境作りが大事」と語った。

 同市議会の定数は24人、報酬は月額40万円。パネリストとして登壇した4人の市議は「定数は3人減らせる。市民は削減を求めている」「まずは議員のスキルアップが先。活動を見てもらい、その後、議論すべきだ」「いろんな人が議員になれるように報酬や政務活動費を上げた方が良い」などと意見を発表した。

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