松阪市議会の議会基本条例に基づいて昨年5月に始まり今回で4回目となる、議会主催の議会報告会。初日の17日夜は、松尾地区市民センターの会場へ。決して“少なくはない”参加者がありました。
この日、議会は28人の議員全員が7人ずつ4つの班に分かれ、4つの会場に。わたしたち、第3班が訪れた松尾地区は、里山と一体の農家主体の昔からの集落と、平成になってから開発された市内最大級の住宅団地「平成台」とが共存するまちです。
初めの30分は、聴いていただく方々にはしんどい時間と思いつつも、議会内のボランティアチームによる編さんの報告書(パワーポイント付き)を読み上げる申し合わせ通りの説明です。
お互いに楽しいのは、そのあと、1時間ほどの質疑応答、意見交換の時間です。
今回ご報告したのは、9月定例会の審議内容で、平成25年度決算と、PFI手法による図書館改革や、RDF脱退、競輪事業の包括民間委託など。
決算には、平成25年度中に執行されたすべての事業が対象となるわけで、どのような切り口から質問が飛び出すかはわかりません。
9月~10月に審議したこととはいえ、現在の松阪市政はめまぐるしく重要トピックが論議の的となるため、新聞等の報道に接しられた市民の方々の関心の対象となることも多くあります。
市民の方々からの質問にしっかりお答えできないようではいけません。
わたしは、松尾地区会場では進行役の役回りだったので、“答弁者”は他の議員に振ればいい立場ではありましたが、いくつかの項目について経過をいま一度、頭の中に整理しておこうと、日中の時間を、パソコンではなく、手書きのノート(雑記帳)を作成する作業に充てました。
競輪やRDF脱退はめまぐるしい経過があり、年表的整理やお金の動き、その内訳など錯綜しかかった記憶を整理するためノートに書き留めました。
PFI手法による図書館改革は、10月に関連予算を否決(議会による修正案を可決)した事業ですが、11月25日開会の議会には市長から再提出される現在進行形のテーマであるだけに、市民的にも関心の高いところです。
実際、訪れた方々の質問もこのあたりに集中。ノートにしっかりと整理しておいたおかげで、膨大な資料をめくらずに対応できました。
直接、今回の報告となった議案以外からも、救急医療体制の問題、公の業務への民間的手法の導入が増加している中でいま一度「公(おおやけ)」のあり方への問い掛け、住民協議会が行政の下請けにならないようにするための認識の仕方等々。
続々と良い質問が寄せられました。
きょうは2日目。わたしたちの班は、市内東部の田園地帯である朝見地区市民センター会場の受け持ちです。夜7時から9時までです。どこの方でも参加できます。申し込みや住所・氏名等の受付不要です。
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