合志市選挙区の熊本県議選が無投票に終わったので、一気に合志市議選へと市民の関心は向かうことになれば、地方自治のあるべき姿としてはなかなか良いが、なかなか盛り上がっていないように感じる。
感じ方は人それぞれ、その人の立ち位置とか、興味関心の度合いによって違うので、ひと様の思いまではとても推し量れないが
そういう印象はある。
ただ前回と違って、今回無投票ということはなさそうだ。
話題になっている議員報酬の増額改定も無投票当選の阻止という一面があったので、皮肉なものだが、値上げ反対による立候補者の増加で、所期の目的は達せられたと言えるだろう。
議員報酬のことを考えるとき、議員って何をする人、ということが問題になる。
そうであるべきだ。
市長(行政)のチェック機関ということで二元代表制と言われるが、合志市においても、市長提案で否決したのは、人事案件1本ではなかったか。それも5年前。
今期はまったくなかったと思う。
私も議員提出議案には反対の立場を取ったことはあったが、市長提案に反対したことはない。
そうなると、議員として職責を全うしたのかということになるのだが、賛否が割れるような議案の採決に際しては、結構ぎりぎりまで煩悶があるものである。
特に、大勢が賛成に傾いているときに、ここでわざわざ反対するほどのこともないし、とかつい考えてしまうこともあるし、それぞれの討論に一理あると思うことはざらである。
しかし、賛否いずれかを選択したら、それがすべてである。
結果責任を取らなければならないこともあるだろう。
議員の仕事はそれに尽きる。
それだけではないことは、議案についてきちんと自分で考え、自分なりの判断を下す場に置かれたとき、初めて議員の職責について知ることになるのだ。
選挙の大変さ、不安定な身分。
それだけではない責任の重さがあるからこそ、誰もが立候補しようとは思わないのではないか。
議員定数を思い切って増やせば、なってもいいという市民が増えるかもしれない。
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