【『北海道自治研究』12月号】
座談会「議会改革はどこまで進んだか~改革8年の検証と展望~」
中尾 修 東京財団研究員×神原 勝(北海道大学名誉教授)×広瀬 克哉(法政大学教授)×江藤 俊昭(山梨学院大学教授)
2006年に北海道栗山議会で議会基本条例が制定されてから、丸8年を数えます。
当時議会事務局長として制定に関わった中尾研究員は、『北海道自治研究』12月号で条例制定の広がりと現状、そこから見えてきた議会と市民、議会と首長、議員同士の関係について識者3名と対談しました。
この中で、基本条例制定が改革につながらないという課題に対し、「議会は住民の代表機関ですから、議員を選んだ住民の側も議会との関わりを十分認識するようにならないと、議会制度自体が健全に本来の目的を果たせない」とコメントし、浮かび上がる現状の問題を指摘しました。
さらに、規模が大きく議員の数が多い大規模議会については、同様の手法がうまく適用しないこともあり、「独自にみなさんで市民自治、議会報告会のかたちを考えるべき」であり、「議員、議会がどういう手法で市民と向き合うかは、その自治体の議員自身が考え編み出すことだ」と論じています。
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