23日の午後、議会改革特別委員会の作業部会と、それに続いて、会派代表者会議があった。
松阪市議会には全員参加の議会改革特別委員会と、そのもとで10人を選任した作業部会とがある。
わたしは、この特別委員会や作業部会を設置する前の議会改革検討委員会(2010年設置)以来の部会員だったが、昨年夏からは無会派の若手議員に譲って、ひといき、議論の模様を外から見守ることにした。
23日、これからの検討項目について話し合うというので、傍聴に出掛けた。
しかし、各委員から意見が出ない。
そこで、委員(部会員)外議員として発言した。
(松阪市議会では、すべての委員会等で、委員以外の議員が十分に発言できるよう、運用をゆるくしている。)
今後、協議をお願いしたい項目として、以下の5項目をお願いした。
①委員会のテレビないしはネットでの中継
すでに、市役所内ではネット中継がなされており、通常、委員会に出席しない市長らもそれぞれの部屋から見ている。これを一般が見ることができるようにすることは技術的に何の問題もない。
②通年議会の検討
議会基本条例が出来てからというもの、議会報告会を開催することや、広報広聴委員会の設置と「議会だより」のリニューアルにのみ満足してしまっているような風潮に、正直、わたしはうんざりしていた。改革の本筋は、議会審議過程にあり。
③常任委員会の1日1委員会化及び、一人の議員が複数の委員会に重複して所属できるようすること
県議選に3人の市議が転出することで、議員数は25となる。議員減を前提として議員数が少なくても委員会運営に支障がきたさないよう、1人の議員が複数の常任委員会に所属できるようにする。地方自治法上は法改正され、これを認めている。1日1委員会の開催となれば、同時開催で傍聴できない他の委員会の傍聴も可。
④議員間討議
すでに制度化はされているが、不活発なのでありようを抜本から検討し直す必要がある。通年議会の問題と連動して議論する必要がある。
⑤タブレットの導入
議員全員に「i-pad」等のタブレットを配布し、議会で活用できるよう、してほしい。毎議会に配布される膨大な議案や資料がデータで見ることができるので、効率と効果に期待がもてる。すでに議会運営委員会は、タブレットを導入済みの議会の視察調査を行っている。わたしのように、タブレットやスマホを使っていない議員も、使い方をマスターすれば審議等においておおいに便利になる。
作業部会で了承され、今後、この5つの課題を中心に議論していただくくことになった。
続いて開催された会派代表者会議。
図書館改革問題での特別委員会の設置について、26日に、もう一度、協議されることになった。是非、設置して、十分に議論の場を確保したい。
3人の議員減に伴って、議員の人数が少なくなった委員会への委員の補充等が行われた。特に、建設水道委員会は7人の構成でしたが、2人の議員が議員辞職したことに伴い、他委員会より人数が少なくなったことに伴い、7人いる総務企画委員会から1人が移動して、6人でそろえることに。この結果、文教経済委員会のみ7人で、他の3委員会は6人で構成することになった。わたしが以前見てきたアメリカの議会では議員数9人で、委員会も4つぐらいあった。1人の議員が複数の委員会を担当するのは当然だ。
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