2014年12月12日金曜日

非公開にする理由ほど重要。

<多摩市議のブログより>

 今日は市議会本会議は休会となりました。そして、先週末に可決された懲罰動議に基づいて、特別委員会のメンバーが招集されていました。

 数名の傍聴者もいらっしゃったのですが、何となくいつもと雰囲気が違う・・・。委員長は「正式な会議」ではなく、いわゆる下打ち合わせとしてメンバーを招集していたらしい・・・・。

 打合せ事項としては、「日程、進め方、論点整理」みたいなことを考えていたようですが、何と言うか・・・・他の委員会(過去の特別委員会を含めても)で同様のことを決めるときにも基本、公開の場で議論されていて、わざわざクローズする理由が不明・・・にも関らず、委員長と事務局の事前の心づもりでも「正式な会議にはしない」となっていたらしく、議事進行の準備も一切しておらず。

 多摩市議会の原則はいずれの会議も「公開」ということになっていて、非公開にするときにはその理由を明らかにする必要があり、しなければならない・・・にも関らず、「日程、進め方、論点整理」を協議するのに非公開にする理由はどこにも見当たらないんですけれど・・・と思っていたら、やはり「非公開にする理由がない」という委員からの声。しかし、あれこれ議論した末に「今日も正式な委員会として開会する。」こととなり、もちろん公開されることに。ここまでで約30分ほど経過。

 そして、その後、事務局はバタバタと正式な会議にするための準備に約20分ほどかけ、ようやく開会。傍聴者も見守る中で、「日程」「進め方」・・・「論点整理」というよりは事前に各会派から集めていたという質問事項の内容について協議し、「個人のプライバシーに触れるような内容についてはこの場の協議では触れない」ことも確認して終了。

 今回の一件は、個人のプライバシーに触れるような内容については一切触れる必要もなく、発生した事実行為だけを確認できれば十分なのに・・・・「個人的なプライバシーに関わる内容を含まないと議論できない。」のかと思わされるような発言もあったりして、むしろそのほうが困惑しますね。「弁護士の立ち合いが必要になるかもしれないから」ということの想定まで議論されていましたが、弁護士を同席させなければならないような重大な事項があったかと言えば、全くそんなことはないのですね。

 もちろん、この件に関しては「懲罰を受ける人の立場で考える必要があるのだから、弁護士を同席したいという要望があればそうさせるべき」という意見もあったものの、「事の内容を考えれば、弁護士が必要とは思えない」という声が多数を占め、今後、もし必要になった場合にはその時に考えるということとなりました。

 次回の日程は、来週16日の午後1時から。今回の懲罰を協議する特別委員会は定例会最終日までを調査期日としているので、それまでに結論を出すわけですが、長時間要するような議論は必要ではないでしょう。事実行為の確認をし、それについて「反省を求める」ということになるのでしょうね。

 駅前投票所が開設されます。午前10時から午後8時まで。詳細はこちらで・・・・。


 

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